今年の夏以降、NHK深夜帯で地下アイドルをテーマにしたドラマが話題となったり、ここにきて再燃の兆しを見せているのが地下アイドルブーム。
NGT48の元メンバーが暴行を加えられた事件や、愛媛のローカルアイドルのパワハラ問題などで、ブラックな職業であるかのようなイメージが定着してしまった感もありますが、その一方で、事務所の縛りに囚われずに自分のペースで自由に活動しているフリーランスの地下アイドルも増え続けており、芸能界を目指す子が無理のないペースでコツコツとキャリアを積んでいくための手段としても見直されつつあります。
今回、筆者が関西在住ということで、関西を拠点として活動する地下アイドルのなかから、特に注目を集めつつある、近々全国的にブレイクする可能性の高い子をピックアップして
紹介していきたいと思います。
目次
評価ポイント
筆者がおすすめする関西在住の地下アイドルを紹介するにあたり、読者の皆様にも分かりやすいように、
・キラキラ感
・ファン対応
・歌唱力
・パフォーマンス
・話題性
・総合
の6項目を、地下アイドルとして必要な能力を評価するための指標とさせていただきました。
キラキラ感
アイドルはもちろんビジュアルが命なのですが、単純にスタイル抜群で顔が可愛ければ人気が出るとは一概に言えず、小動物的な雰囲気の子のほうがオタク受けが良かったりします。
モデル系の完璧な美しさではなく、アイドルオタクが求める「アイドル的な可愛さ」を判断する重要なファクターに「キラキラ感」が挙げられます。
キラキラ感のあるアイドルはステージの上から手を振るだけでもファンに明日の活力を与えてくれます。
ですので、アイドルというフィールドにおけるビジュアル面の評価項目として「キラキラ感」を採用しました。
ファン対応
また、ステージ上でいくらキラキラしていても、ファン対応が悪ければ台無しです。
SKE48の須田亜香里さんが握手会においてファンを恋に落とす「釣りテクニック」で出世していったように、やはり地下アイドルにとって大切なのはなんといってもファンへの対応の良さだと思います。
ですので、「ファン対応」の項目を設定させていただきました。
歌唱力・パフォーマンス
歌唱力とパフォーマンスに関してですが、最近は地下レベルでも口パクで踊ることが多いので、どちらかといえばダンスの能力が重視されがちです。
一方、LiSAさんや水樹奈々さんのような路線を目指すシンガー志向のアイドルは相当の歌唱力がないと生き残れません。
歌とダンスは車の両輪のようなものですが、各アイドルがどのようなタイプかを数値からある程度把握できるように、今回はあえてヴォーカルに関するスキル全般を「歌唱力」、ダンスやポジショニング、フォーメーションなど歌唱力以外の全ての要素を「パフォーマンス」として分けることにしました。
あと、最近の地下アイドルシーンでは激しいダンスを交えたステージ構成が主流で、口パクの子も増えてきているため、歌唱力のみならず、ダンスやポジショニング、観客とのコールアンドレスポンスなどを含めたステージ上でのトータルスキルを「パフォーマンス」として評価することにしました。
話題性
「話題性」というのは少し漠然とした項目ですが、たとえば吉野七宝実さんというグラビアアイドルが「干物が好きなアイドル」としてお風呂場に干物を吊るした写真でブレイクしたように、本業(歌やダンス)以外の面でメディアに注目されそうなプラスアルファの特技を持っている子を拾うための項目として採用しました。
星屑desperation
略称は「ホシデス」。
紫担当の「藍川叶愛」さんは元々「Lunaticu Alice(ルナティックアリス)」という、これまた月光をテーマにした幻想志向の強い和装ユニットに所属していたが、現在は実質活動休止状態。
ルナアリ時代は関西地下アイドルでも屈指のステージ出演数を誇っており、テレビ朝日「愛踊祭」の関西エリア決勝大会にも駒を進めた実績を持つが、決勝本番のステージでは審査員であるコレオグラファーのミキティー本物氏からフォーメーションワークとリズムの裏の取り方に関して練習量が足りないという指摘を受け、悩み続けた結果、お互い別々のユニットで活動するという道を選んだ。
「藍川叶愛」さんは日本橋のすっぴんカフェや梅田のアニマルメイドカフェなど数々のコンセプト系カフェでの勤務経験があり、カフェから流れてきたファンも多い。
パートナーの「風吹凛」さんはおっとり系の清楚系美少女で、身長は平均くらいだが股下が長く、高い位置に重心を置いた花弁が広がるような流麗なターンワークに定評がある。
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ドールインサートデスマスク
デビュー当時はソロでV系バンドのカバーを中心に男性ヴォーカルを歌いこなしていた「撲我さくら」さんを精神的支柱とした、横並びのフラットなフォーメーションをベースとしつつ、ソリッドなハードパンク楽曲を背景に暴れ回るステージングスタイルは圧巻の一言。
「撲我さくら」さんのデスボイスのテクニックとヘドバンの激しさは全国規模で見てもトップクラスで、そんな彼女の両脇を固めるのが、黒髪ぱっつんロリ系でアイドル性の高い「宮瀬あみ」さんと、金髪ショートに幼い顔立ちながら安定した歌唱力が持ち味の「地獄のみきちゃん」さんというキャラクター的にバランスの取れた2人。
地獄のみきちゃんは雀荘での勤務経験があり、麻雀の話題を振ると喜んでくれる可能性が大。
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織部さおり
観客との掛け合いがコミカルなMCにも定評があり、以前はお笑い男女コンビ「微熱」としても活動していたが、最近はほぼアイドルのステージに専念している様子。
物販のチェキ撮影でも非常にノリがよく、四つん這いになったファンの背中を踏みつける女王様のようなポーズも場合によっては応じてくれることもある。
トレードマークでもあるサイケ調のカラフルなミニワンピはPerfume的な近未来感と昭和のレトロが混在しており、更にそこから伸びた美脚はスリムかつ程よいムチムチ感があって
年頃の男子達の心拍数をいたずらに加速させる。
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Magic Time
それぞれのメンバーの保護者がマネージャーを務めていることでも有名である。
最大の武器はなんといっても最年長・ヴォーカル番長の「なつき」さんによる、精密な音感とパワフルな声の伸びを共存させた確固たる歌唱力。
他の10代メンバー達の初々しいパフォーマンスを彼女のヴォーカルが支えることにより、お遊戯レベルで終わらせずにプロのクオリティーに押し上げている。
また、2019年9月から正式メンバーに昇格した「よる」さんは名前通りサブカルチックな闇属性のキャラが魅力で、それまでゴリゴリの王道アイドル路線だったMagic Timeにスパイス的なフックを織り込むことで新規ファンの獲得に大きく貢献した。

石黒さくら
関東で「ぽすてぃこ」というアイドルマニアの中では注目されていたユニットに所属していたが、プロデューサーが飛んでスケジュールが組めなくなるという異例のトラブルに見舞われ、フリーランスで再スタートすることも考えたが結局それも叶わず、いったん地元・神戸に帰ることに。大阪府枚方市を中心に活動する「劇団壱劇屋」で女優としての修行を積みながら道頓堀のカフェダイニング「Sakura」のスタッフとして働く日々が続いたが、天性の人懐っこいキャラと整ったルックスは劇団でもカフェでも着実にファンを増やしていった。
彼女の知名度を爆発的に押し上げたのが講談社主催「ミスiD」。特技の空手を生かした、脚を垂直に蹴り上げるハイキックポーズがSNSでバズったのをきっかけに一躍「あの子は誰?」状態に。
ミスiD初エントリーにして堂々のファイナリストに選ばれた。
その名も「かいきゃく」という名の自費出版フォトブックは、道端で180度開脚するポーズなど、芸術性とセクシーさの二面性を持つショットが高い評価を得ている。
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ここな めりぃ
関西で最もファンへの接し方が神対応と噂されている、身長150㎝弱の合法ロリ系正統派美少女地下アイドル。
お姫様的な外見の雰囲気とは裏腹の、関西でも屈指の歌唱力とステージングセンスは業界筋でも評価が高い。
デビュー当時はAKBグループ系楽曲のカバーが中心だったが、ここ2年間でオリジナル曲をたて続けにリリース、選曲の幅が一気に広がった。
1stシングル「merry,merry love」はデジタルテンポのバウンシーなポップチューンだったが、2ndシングル「りあるあんどふぇいく」は80年代B級アイドル楽曲に多用されていてたマイナーコードの切ないメロディーラインを思い出させる懐かしい匂いのサウンドメイクが特徴で、彼女自身のヴォーカルにおける柔軟な対応力も証明した。
彼女で予約すると毎回予約特典がつくのはもちろん、その月に全通(出演ライブに全て参加すること。要するに皆勤賞)すると全通特典も貰える。
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詳細は以下をご覧ください↓

Emi-chan(マジカルエミちゃん)
地下アイドルながらメディアにも積極的に露出しており、フジテレビ「アウトデラックス」や朝日放送「探偵!ナイトスクープ」などで一躍全国区の知名度を獲得した。
ローカルタレントとしても活躍の場を広げている。
将棋と相撲に造詣の深い彼女は、実際に将棋アマ二段の実力の持ち主で、なんと終演後の物販では指導対局を無料で行ってくれる。
ファンへの対応も誠実で、男女問わず幅広い支持者層を誇っている。
ライブではオリジナルの代表曲「おっぱいでかなりたいなのは」の他、和歌山ローカルのスーパーマーケット「マツゲン」のCMソングのフルバージョンを頻繁に歌っており、公認イメージガールに起用されたいという情熱をアピールしている。
詳細は以下をご覧ください↓
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星歌未来
年齢的にも落ち着いた雰囲気と物腰柔らかいファン対応が魅力で、特に大人の男性層からの支持が高い。
物販メニューはチェキとオリジナル曲CDのみだが、一人当たりの販売時間を長く設定しており、ゆっくりお喋りを楽しみたい人にとってはコスパ満点といえる。
楽器を演奏しながら歌えないという弱点があるため、自宅でキーボードを使ってオリジナル曲を制作し、カラオケ音源をCDに落としてライブハウスで歌う、というスタイルを採用している。
テレビ朝日「愛踊祭」の関西エリア代表決定戦には2年連続で駒を進め、特に初出場時に披露したオリジナル曲「月のカケラ」は業界筋からも高い評価を得た。

葛川友理
生粋のハロプロオタクであり、物販でハロプロの話をすれば高確率で食いついてくれる。
京都の田舎で演劇関係の会社を起業し細々と生計を立てていたが、嵐山の小さな投げ銭制ライブハウスでセーラー服のコスプレをして歌っていたところを、映画「シナモンの最初の魔法」のSEを担当した音楽プロデューサーである渚稜にその才能を見出され、それ以降大阪のライブハウスに積極的に出演するように。
衣裳の露出度はそこまで高くないので気付かれにくいが、かなりのグラマラスボディなのでぜひそのあたりにも注目してステージを堪能してもらいたい。
MILK CIDER
衣装は甘ロリ系、パフォーマンスはガーリッシュパンクという「めるぽっぷ」のスタイルを更に進化させた3人組アイドルユニット。
オリジナル曲の作詞・作曲を担当する「nemo」さんと「紫音」さんの二人はロックバンド「少女は狼を食べました。」のメンバーも兼任しており、バンドのポテンシャルをそのままアイドル活動に移植させることで情熱溢れるステージングを体現している。
「ひなた」さんは「女子大に通う近所のお姉さん」的なフンワリした親近感を漂わせつつ、シャープかつクリーミーな独特のハスキーボイスでユニット全体のヴォーカルワークの方向性の舵取りを担う。
まとめ
筆者が独断と偏見でおすすめする、関西の地下アイドルを10組選出させていただきました。
現状、関西に拠点を置いたまま全国区でブレイクするということは非常に困難であり、本当にメジャーシーンを目指すのであればいずれは東京への移住も視野に入れなければなりません。
関西在住の方が「今から推せるアイドル」の参考になればと書いた記事ではありますが、関東にお住まいの皆様も、もし今回の記事で紹介した地下アイドルが東京に進出してくることがあれば温かく迎え入れてあげていただければ、と切に願う次第です。
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