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『メメントモリ』をプレイしてみた感想|音楽と物語に心震える日々

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『メメントモリ(MementoMori)』は、“放置系RPG”という肩書きに収まりきらない、音楽と物語の“情緒”で心を揺さぶってくる異色のスマホゲームです。美麗な2Dイラストとキャラごとに用意された「ルナティックソング」、そして“死を想え”という世界観に貫かれた重厚なストーリー。どれをとっても一つの“作品”として完成された魅力があり、私は気づけば毎日この世界に癒しを求めてログインするようになっていました。

この記事では、そんな『メメントモリ』を実際にプレイして感じた序盤の没入感、音楽の破壊力、バトルシステムの戦略性、そして無課金でも楽しめる良心設計まで、体験ベースで深くレビューしていきます。

メメントモリとは|“死を想え”という名の、美しき放置系RPG

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『メメントモリ(MementoMori)』は、**バンク・オブ・イノベーション(BOI)が開発・運営するスマートフォン向けRPGで、2022年10月に日本で先行リリースされました。ジャンルとしては「放置育成×重厚ストーリー」**という独特な立ち位置にあり、“死を想え”というラテン語のタイトルが示す通り、「命」「悲しみ」「喪失」など、心の奥に触れるテーマが核になっています。

本作は他のRPGとは一線を画していて、キャラクターごとに専用の「ルナティックソング」と呼ばれるオリジナル楽曲が用意されているのが最大の特徴。しかもその楽曲は、プロのアーティストが手がけた本格派で、ストーリーとリンクするように挿入される演出がプレイヤーの感情を直撃します。私も初めてルナティックソングが流れた瞬間、ゾワッと鳥肌が立ちました。

ゲームシステムは基本的に放置系で、ログインしていない間もキャラクターたちが自動で戦い続け、報酬を稼いでくれる仕組み。ですが、育成や編成の奥深さは想像以上で、単なる放置ゲーとは思えない戦略性もあります。属性の組み合わせやスキルの発動順、キャラの特性を活かしたバフデバフ管理など、じっくり取り組みたくなる要素が満載です。

また、グラフィックは2Dイラストで統一されており、Live2Dによるアニメーションもかなり滑らか。世界観にぴったりの幻想的な色調とキャラデザインが融合していて、「この作品世界で生きるキャラたちの人生」を見守っているような感覚になります。

他のソシャゲと比べて地味に見えるかもしれませんが、『メメントモリ』には**“静かなる衝撃”**があります。感情の波をそっと起こし、気づけば心を支配している。そんなタイプの作品であり、私自身プレイしてみて「これは人を選ぶが、刺さる人には深く刺さるゲーム」だと強く感じました。

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インストールのきっかけ|「放置系なのに泣けるゲーム?」に惹かれて

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Twitterで見かけた広告に「放置系RPGなのに泣ける」「音楽で心をえぐられた」といった声が並んでいて、正直なところ「そんなわけある?」と半信半疑でした。でも、ちょうど忙しい時期だったこともあり、放置系RPGというジャンルに惹かれてダウンロード。

初回起動から世界観の“静けさ”に包まれるような演出が印象的で、ただのポチポチゲーではない空気感にすでに飲み込まれていました。

 序盤プレイの印象|チュートリアルが静かに心をつかんでくる

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『メメントモリ』のチュートリアルは、他のスマホRPGと比べて“静か”です。派手な演出やボイスで盛り上げるのではなく、淡々と、それでいて確実にプレイヤーの感情を揺さぶってくる構成になっています。

初めてゲームを起動すると、まず最初に目に飛び込んでくるのが、儚げなタッチで描かれたキャラクターたちと、淡いBGM。操作説明もシンプルで、煩雑な要素は極力そぎ落とされています。その“そっけなさ”の裏側にあるのは、あくまで物語とキャラクターに集中してほしいという作り手の意図なのだと、後になって気づきました。

最初に登場するキャラ「ヴィクトリア」のストーリーが軽く挿入されますが、ここで既に『メメントモリ』の本質が垣間見えます。彼女が語るセリフ一つひとつが、どこか影をまとっていて、聞き流すには切なすぎる。チュートリアル中にキャラの内面や背景にこれほど触れてくるゲームは、なかなか珍しいと感じました。

バトル画面に移行すると、戦闘はフルオートで進行します。ここで印象的だったのが、UIの美しさとスキル演出の繊細さ。例えばスキルが発動した際のエフェクトは、光や羽が舞い散るような柔らかなもので、どこか“癒し”さえ感じさせます。敵を倒すことに快感を覚えるような派手な演出ではなく、「戦う理由」にどこか重さを感じるような演出。まるでキャラクターたちが「仕方なく戦っている」ような哀しみすら伝わってきます。

しかも、チュートリアル中に突然挿入される短いモノローグや演出により、キャラクターの過去や苦悩が断片的に提示されるため、知らず知らずのうちに“感情移入”させられているんですよね。私自身、まだゲームを始めて10分程度しか経っていない段階で、既にヴィクトリアを「守ってあげたい」と思っていました。

また、ガチャ(召喚)演出も序盤で体験できますが、これもまた静謐な演出で、まるで“誰かの魂を呼び出す”儀式のよう。大げさではなく、本当に“命を迎え入れている”ような重みを感じさせるのです。

総じて、『メメントモリ』のチュートリアルは、テンプレート的なゲームの導入部とは一線を画しています。説明よりも「感情」でゲームに引き込んでくるスタイルで、「ゲームを始めた」というよりも、「物語の世界に一歩踏み入れてしまった」感覚を抱かせてくれました。

音楽の破壊力が異常|「ルナティックソング」で涙腺崩壊

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『メメントモリ』に触れて最も強烈な衝撃を受けたのが、キャラクターごとに用意された“魂の楽曲”――**「ルナティックソング」**の存在です。

RPGにキャラソンという要素自体は珍しくありません。でも、本作のルナティックソングは、ただのキャラ紹介や雰囲気演出ではなく、**“キャラの人生そのものを音楽にしてプレイヤーに届ける”**という、完全に別次元の仕上がりです。

たとえば、私が最初に涙したのは「ルクレチア」の曲。彼女のバックストーリーは明かされるほどに痛々しく、報われなかった愛や葛藤が滲み出る展開になっているのですが、その物語の終盤、静かに流れ出す彼女のルナティックソングが、すべてを締めくくるように心を打ちました。

ピアノと弦の旋律が繊細に絡み合い、優しくもどこか切ない歌声が乗る。そのメロディと歌詞がまさに“彼女の叫び”そのもので、曲の途中で自然と画面が滲んでいったのを今でも忘れられません。

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バトルシステム|放置なのに“編成”が奥深すぎる

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『メメントモリ』の戦闘は基本オートで進行する“放置系”ですが、その実、編成次第で勝敗が大きく変わる奥深さがあります。キャラには攻撃・支援・回復・妨害といった役割があり、単に高レアを並べるだけでは通用しません。

私が痛感したのは、“誰と誰を組ませるか”だけでなく、“どの位置に配置するか”“どの順でスキルが回るか”が極めて重要なこと。特に**「デバフ → 火力」**の順に効果を重ねると、想像以上のダメージが出せる一方で、支援や回復のタイミングを誤るとあっさり崩壊します。

また、キャラの育成も全員を均等に強化するのではなく、主砲となるアタッカーを軸に支援役で火力を引き出す構成が有効でした。状態異常に対抗する浄化持ちや、耐久を支えるシールド系キャラも編成のカギに。

一見シンプルな放置ゲーの皮をかぶりながら、裏では“組み合わせとタイミングのゲーム”が展開されているのが本作の面白さ。勝てなかったステージが編成変更だけで突破できる爽快感は、数字以上の達成感をもたらしてくれます。

課金と無課金のバランス|意外と“良心的”なつくり

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「放置ゲー=課金圧が強い」というイメージを持っていたけど、『メメントモリ』は無課金でもかなり遊べます。

ガチャは確かに渋め。ただし、毎日引ける無料ガチャやログインボーナス、ストーリー進行による配布石がそこそこ多く、無課金でもSSRキャラを揃えることが可能です。

個人的には“応援”の意味で初回チャージパック(¥610)を買いましたが、無課金プレイヤーにも優しい設計だと感じました。

SNSの反応を見てみた|“楽曲推し勢”と“考察厨”が多い

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X(旧Twitter)で「#メメントモリ」で検索してみたところ、思った以上に多くのファンが「楽曲考察」や「キャラの背景考察」をしていてびっくり。

  • 「エヴァンタイユの歌があまりに切なくて聴きながら眠れなかった」

  • 「ストーリーの伏線がすごい。ルナティックソングの歌詞が全部意味を持ってる」

  • 「全キャラの歌詞カードほしい。マジでアルバム出して」

ゲームというより、“物語と音楽の融合体験”として受け止めているユーザーが多いのも納得です。

まとめ|“放置”の中に宿る、深くて静かな感情体験

『メメントモリ』は、よくある放置系RPGと見せかけて、音楽・物語・ビジュアル・戦略性のすべてにおいて“プレイヤーの感情に寄り添う”異質な魅力を持つ作品でした。

ルナティックソングによるキャラクターの心情表現は、ただの演出ではなく“物語そのもの”。オートバトルでありながらも、編成と配置、育成方針がハマった瞬間の快感は他に代えがたいものがあります。

そして何より、“静かに生き様を語るキャラクターたち”と日々触れ合う中で、気づけばこの世界観に癒され、支えられている自分がいました。

派手なアクションやテンポ重視のゲームに疲れた人にこそ、**“心を揺さぶる静寂”を体験できる『メメントモリ』**をおすすめしたい。そう胸を張って言える、唯一無二のRPG体験でした。

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