❤︎Milty Doll❤︎とは|2020年関西ユニドル界のエース!関西勢悲願の初優勝なるか?

女子大生によるアイドルコピーダンス選手権「UNIDOL」(ユニドル)の2020年度冬大会である、「UNIDOL2019-20 Winter supported by Sammy」の全国決勝大会が2月13日(木)、東京・新木場STUDIO COASTにて開催されました。

学生団体が非営利目的で運営しているため、チームダンスに適した広めのライブハウスを平日の比較的安い値段で借りることが通例となっており、今回も平日開催となりましたが、会場には約1万人の観客が詰めかけ、平日開催のアイドル関連イベントとしては日本でも有数の規模を誇る大会にまで成長を遂げた印象があります。

激戦の結果、優勝したのは東洋大学「Tomboys☆」。

去年の冬大会・夏大会・そして今回の冬大会と、大会史上初となる3連覇の偉業を達成(ちなみに2連覇も東洋大学のみ)。

また、冬大会に限定すれば2016年以降負けなしの5連覇と、「冬の東洋大」の地位を揺るぎないものにしました。

箱根駅伝では復路で総合10位とまさかの不本意な結果に終わった東洋大ですが、今回のユニドル優勝で面目躍如といったところでしょうか。

2位には和洋女子大学「和娘。《なごむすめ》」が、3位にはユニドル生みの親・上智大学「SPH mellmuse」が入賞し、地元関東勢が上位を独占しました。

さて、筆者は関西在住なのですが、残念ながら関西勢はまだ全国制覇を成し遂げていません。

今回、関西予選から全国大会へと駒を進めたのが京都産業大学「❤︎Milty Doll❤︎」、甲南大学「星空パレット」の2チーム。

特に❤︎Milty Doll❤︎は関西予選でも圧倒的な強さを見せつけて1位通過を果たし、関西勢悲願の初優勝に向けて期待が高まりましたが、やはり関東の壁に跳ね返されてしまいました。

seiya

4位以下の結果は非公開ですが、おそらく上位陣とは際どい差であったと思われます

常連の強豪校が上位を独占する傾向の強い関西ユニドル界において、❤︎Milty Doll❤︎はまだ新鋭チームの部類に入るのですが、結成以来安定して大会順位を伸ばし続け、ついに関西トップチームの座を奪取。

そんな無限大の伸びしろを秘めた関西期待の星、❤︎Milty Doll❤︎についてこの記事では紹介していきたいと思います。

❤︎Milty Doll❤︎の来歴

チーム結成の経緯

❤︎Milty Doll❤︎の前身は京都産業大学のユニドルチーム「Minette」。

2017年夏・2017年冬・2018年夏の3大会に出場。

関西の中堅的ポジションのチームとして大会を沸かせましたが、2018年夏の総合順位7位という結果を最後に活動休止。

Minetteのメンバーのうち、(判明している範囲では)あかりんさん・あんこさんは「アネモネーション」、さりにゃんさん・せらぴさんが❤︎Milty Doll❤︎と、それぞれ別チームに分かれて活動することになりました。

結成後~初ユニドル

❤︎Milty Doll❤︎は2018年8月にTwitterを開設。

9月9日に京都ARCDEUXで行われた「IDOL京景色」、9月23日の日本橋COCHLEA.「Sweet Paradise」(通称スイパラ)に立て続けに出演。

新チームとしての手応えは十分と感じたのか、翌10月、下級生メンバーを中心とした秋の新人戦的な位置付けで開催される「UNIDOL2018 KANSAI Fresh」大会および、競技要素のない番外編イベント「UNIDOL2018 KANSAI SPINOFF」に出演。

それと併行して10月に産学連携の地域イベント「京都学生祭典」、11月にはホームである京都産業大学の学園祭でもパフォーマンスを披露し、新規参入チームながらステージでの露出を増やしていく積極策に打って出ました。

ユニドルで毎回上位に名を連ねる強豪チームの特徴として、固定ファンをがっちり確保しているというアドバンテージがあるのですが、ユニドルにおけるストーブリーグともいえるこの「春」と「秋」の時期に地道に知名度を高め、ファンを増やすという、「種を撒く」努力が、その後の❤︎Milty Doll❤︎の運命を大きく左右することになったといってもいいでしょう。

専業の地下アイドルと違って学業との兼ね合いもあり、あまりステージ本数をこなせないユニドルの中では過密ともいえるスケジュールを敢行したことによって、実践での勝負勘を養っていった❤︎Milty Doll❤︎は、いよいよ初のユニドル本大会である、冬の関西予選に挑みます。

この時のメンバーはせらぴ・さりにゃん・りぃたんの3人編成でした。

優勝は1位CottonCandy、2位Pichicart。

常連の強豪校同士でのワン・ツーフィニッシュとなったのですが、驚きだったのが❤︎Milty Doll❤︎の順位。

ユニドルは審査員評価と観客投票の合計によって総合順位が決定するのですが、知名度で一歩遅れをとっていた❤︎Milty Doll❤︎は投票順位こそ13位だったものの、なんと審査員順位が2位。

総合で5位という大健闘の結果でした。

本番前の下馬評ではほぼノーマークだったのですが、Minette時代からユニドルを知るメンバーの経験値を生かした巧みなステージ運びと、3人という少人数の不利をカバーする、コンパクトにまとまった、なおかつ華やかなフォーメーション構成が審査員に強い印象を与えたのではないかと分析します。

番狂わせの2位~関西ユニドルの頂点へ

2019年春のストーブリーグでも、「UNIDOL2019 KANSAI Spring Festival」や「Sweet Paradise」など精力的なライブ出演で着実に地力をつけていった❤︎Milty Doll❤︎。

準備万端のコンディションで2回目のユニドルとなる2019年夏大会の本番を迎えます。

メンバー編成は2018年冬大会と変わらず3人。

しかしこの時点でもまだ❤︎Milty Doll❤︎を上位候補に挙げる者はそれほどいませんでした。

CottonCandy、Pichicartの2強が頭一つ抜けており、ビジュアル面でのレベルの高さに定評があった関西学院大学「夢喰い♡Rabbit」、

新体制で立て直しを図る甲南大学「星空パレット」などが2強の牙城を崩すかどうかに注目が集まっていたように思います。

ですが、ここでも❤︎Milty Doll❤︎は大方の予想を裏切り、審査員順位・投票順位ともに2位、総合順位でも2位という大波乱の結果を演出。

一躍、次期大会での優勝候補の筆頭として、他大学からマークされる存在へと立場が逆転しました。

審査員からは前回と同じく高評価を受けていたことに加え、投票順位が13位から2位へと急浮上したあたり、先ほど述べた「ファン獲得のために種を撒く」努力が実を結んだものと思われます。

5月に❤︎Milty Doll❤︎の新メンバーとなっていたゆめりんさんも本格的に始動。

フォーメーションにおける攻め筋のバリエーションが広がり、更にチームとしての完成度を磨き上げていきました。

そしていよいよ栄光の瞬間が訪れたのが、2019年12月、ユニドル冬の関西予選。❤︎Milty Doll❤︎にとっては3度目の挑戦です。

「追う側」から「追われる側」になったことの重圧を背負った緊張など微塵も感じさせず、まさに横綱相撲ともいえる圧巻のパフォーマンスで観客を魅了。

結果は審査員順位1位、投票順位2位で総合順位1位。総合順位2位にも甲南大学の星空パレットが入り、どちらも初の決勝大会進出。関西ユニドル界の勢力図が塗り替えられる歴史的な一夜となりました。

❤︎Milty Doll❤︎のメンバー

せらぴ

❤︎Milty Doll❤︎の初期メンバー。担当カラーはミルク色。お人形のような大きな目と八重歯がチャームポイント。

イベントで使用する映像や音源などの編集を担当しているようです。

女子大生とは思えない、冷静かつ肩の力を抜いた熟味のあるステージングが特徴で、一旦調子の波に乗ると手がつけられないほどの圧倒的な存在感を発揮します。

Minette時代からアイドル性はピカイチでしたが、❤︎Milty Doll❤︎としての1年間でダンスの切れ味に比重を置いて地力を強化。

ユニドルという大会を勝つための方法論には人一倍こだわりを持っているという印象があります。

さりにゃん

せらぴさんと同じく初期メンバー。

担当カラーはピンク。

❤︎Milty Doll❤︎のダンスリーダーであり、衣装の制作も担当しているようです。

一切の妥協を許さず本家のパフォーマンスを真摯にトレースしていく姿勢はチーム全体に良い意味での規律を生み、士気を高める効果をもたらしています。

ステージ中における真剣な表情と遠慮のない大胆なモーションも魅力。

普段はおっとした雰囲気の優しそうなお姉さんといった佇まいですが、キリッと結んだ口元からは人間としての芯の強さが伝わってきます。

evelynやAnk Rougeなどの乙女カジュアルなブランドをこよなく愛しているようです。

りぃたん

2期生。担当カラーはラベンダー。

乃木坂46の熱心なファンで、練習の休憩中に推しメンの名前を叫んでしまうほど。

女性らしさを生かしたしなやかなダンスワークはその1つ1つの所作が華麗で、特に全身がウェーブする時のスマートな動線は迷いがなく清らか。

ブレのない堅実なステージングはまさに「ユニドル界の仕事人」といった感じ。

「駆け引き」とは無縁の純真で穏やかな笑顔は、小悪魔的な今時の女子大生に疲れた男子からの厚い支持を得ています。

ゆめりん

2019年5月に3期生として加入。担当カラーはライトブルー。

ツインテールが似合うフンワリした輪郭に整った目鼻立ち。特にピュアな輝きを放つ瞳は油断すると吸い込まれてしまいそうな美しさ。

こんな子が彼女だったら友達全員に自慢したくなる、いかにも同世代の男性にウケそうなお姫様系美少女です。

好きなアイドルが「わーすた」「まねきケチャ」、好きなキャラクターがマイメロという女子力の高い嗜好性も外見のイメージとピッタリ。

フリーの地下アイドルとして活躍している「星影りえ」さんを心から尊敬しているようで、共演したイベントでは星影りえさんの物販に参加してチェキまで撮影する本気ぶり。

❤︎Milty Doll❤︎のSNS等リンク

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ユニドル公式サイトはこちら

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❤︎Milty Doll❤︎の今後

全国制覇の可能性は?

2019年12月の関西予選で1位となり、決勝大会に出場することになった❤︎Milty Doll❤︎が最終目標としているのは当然「全国制覇」。

ですが、冒頭でも申し上げたように、先日の大会では関東勢がメダルを独占。

ユニドルという大会において、関西勢はまだ一度も全国制覇を成し遂げていません。

同志社大学「i CRUSH」が2017年夏の決勝大会で残した2位という成績が過去最高です。

「i CRUSH」はフォーメーションダンスのスピードを極限まで追求するスタイルを得意としていました。

その影響からか、スピード徹底主義のパフォーマンスが関西の主流となりかけていたのですが、ここにきて❤︎Milty Doll❤︎がアイドル性の高い、「カワイイ」の原点に立ち返るような王道のスタイルで関西予選を1位通過したことにより、ユニドルの審査基準自体が若干、「クール」より「キュート」を評価するような流れに変わってきているのかなという印象を受けました。

それでいて、❤︎Milty Doll❤︎のフォーメーションダンスには十分なスピード感と機動力があり、技術的にも優れているため、このバランスのとれた能力値は、今後の成長次第では関東勢にとってもかなりの脅威になるのではないかと分析しています。

ただ、最大のネックとなるのが、アウェーの地で戦うため、観客がどうしても関東勢を贔屓目に見てしまうという点。

逆に言うと、その問題さえ解消できれば優勝も現実味を帯びてくるということになります。

❤︎Milty Doll❤︎はメンバー個人もそれぞれ多彩な魅力の引き出しを持っており、それを決勝大会という一発勝負の場でうまく観客にアピールすることができれば、会場の空気を一瞬にして❤︎Milty Doll❤︎寄りに変える奇跡を起こすことも決して不可能ではないでしょう。

次回の夏大会までにどこまで個々の、そしてチームのポテンシャルを強化してくるのかが関西ユニドルファンとしては楽しみです。

チームの存続およびユニドルへの参加は?

ファンにとってはぜひとも❤︎Milty Doll❤︎に次回も関西予選を通過してもらい、全国決勝大会でリベンジを果たして欲しいところですが、気になるのは「❤︎Milty Doll❤︎は今後ユニドルの大会に参加するのか?」というところです。

1期生のせらぴさんやさりにゃんさんも間もなく就活の時期に差し掛かると思われますので、同じメンバーで大会に参加することは厳しくなってきます。

となると新メンバーを募集した上で「❤︎Milty Doll❤︎」として引き続き参加するかどうか、ということになりますが、毎年春になると入ってくる新入生を、うまくチームに勧誘できるかどうかというのもチーム存続のためには重要なポイント。

たとえば、2017年夏大会に1度だけ出場した、阪南大学の2人組「Ⅱ rhythm」が、その後、新しいメンバーが思うように集まらず活動の継続が困難になった例があります。

❤︎Milty Doll❤︎さんが今後も同じチーム名のまま関西ユニドルの最前線で末永く戦っていくためには、2020年春以降の人材の確保が必要不可欠といえるでしょう。

まとめ

関西を代表するユニドル、❤︎Milty Doll❤︎さんを紹介してきましたが、ユニドルというのは「一般人」と「芸能人」のちょうど中間地点のスタンスをとっているので、メンバー1人1人の個人的な魅力について深く掘り下げていくのが難しい面もあります。

とはいえ、ユニドルは今や全国規模のドル箱イベントになっており、女性誌「an・an」でも特集が組まれるほど世間の認知度も高まりつつありますので、アイドル界全体を語る上で絶対に避けて通れないジャンルであることも確かです。

バブリーダンスが話題になり紅白出場を果たした登美ケ丘高校ダンス部のように、まずは「このチームのダンスが好き!」というふうにチーム単位で応援することからスタートし、その中で気になる女の子がいたら、学園祭のステージ終了後などにちょっと話しかけてみるのもありかもしれません。