スマホのライブ配信ではiPhoneやAndroidに必要最小限の機能であるカメラとマイク、スピーカーが内蔵されているので、特別な機材を購入しなくてもライブ配信自体は可能です。
ただし、本格的にライブ配信をしようとすると、以下のような要望がでてくるはずです。
- ライブ配信中にバックミュージックや効果音をつけたい
- 映像や自分の顔をもっとかわいく、かっこよく写したい
- 声をきれいに撮りたい
ここでは、本格的なスマホのライブ配信を実施する際に必要になってくるおすすめの機材を紹介していきます。
必要最低限の機材を揃える場合はこちら
【初心者向け】スマホのライブ配信に最低限必要な機材|おすすめな簡易構成
目次
基本構成
解説する構成の全体像です。
スマホは用意されていて、使用するライブ配信アプリは選定済の前提で解説していきます。
ライブ配信アプリを選定できていない方は、こちらを参考にしてください。
三脚
ライブ配信をするスマホを固定するためのものです。
以降で紹介するリングライドにスマホホルダーがセットになっている場合は、あえて購入する必要はありません。
私が使っているのは以下の商品です。
狙いの角度に自由に調整できて移動させるのも非常に楽なので重宝しています。
照明
ライブをとりあえず始めてみたくらいの動機なので、どうしても費用をかけたくないという方はなくてもいいかもしれませんが、継続していくのであれば照明は必須アイテムです。
これまでの各種ライブ配信アプリの統計情報から、全体的に暗い映像に対しては、投げ銭されにくことがわかっています。
特に顔を映す場合は、男性であっても照明を当てたほうが確実に美形に映るため、ライブ配信では必須です。
私が使用しているライブ配信する際におすすめの照明はリングライトタイプの以下です。
コンデンサーマイク
iPhone8以降であれば、マイクの性能も高いのでスマホ内蔵マイクを使ってもいいのですが、イケボ(イケメンボイス)やかわボ(かわいいボイス)などの声に自分の特徴があり、声重視で攻めたい場合や、配信が1時間を超える長時間になる場合などは、視聴者の負担を減らすためにも音質が高いマイクを準備したほうがいいです。
saki
低音にそれほどこだわらない場合や、特に女性の声と相性がよく、コスパが非常に高いマイクがこちらです。
ホワイトノイズが乗りにくく、全音域をクリアに拾ってくれることで有名で、多くのライブ配信者が利用しており、私以外の記事でもよく紹介されています。
一方で、男性で低音系を重視したイケボの配信をする場合は、ちょっと低音が物足りないかもしれません。
その際は以下を購入してみてください。
全音域をすっきり撮ることができ、特に低音をクリアに拾うことができます。
saki
ポップガード
先程ご紹介したコンデンサーマイクは、高感度に音を拾うことができ、音質も非常にいいのでポップノイズを拾うことがよくあります。
ポップノイズとは、特にぱぴぷぺぽの発声をした際に、自分の息が勢いよく飛び出します。
コンデンサーマイクは非常に感度がいいので、この息を「ボフッ」という雑音として拾ってしまうことが配信中よくあります。
この勢いよく飛び出した息をマイクに直接当てないようにするものをポップガードと呼びます。
ポップガードを紹介した記事をみると、様々な機能を紹介されていて、私も高いものから安いものまで、5種類くらい使ってみたのですが値段に比例した効果はあまり感じなかったので、以下の商品で十分かと思います。
saki
ミキサー
iPhoneなどのスマートフォン内蔵のマイクやスピーカーを使用する場合は不要ですが、購入するマイクなどから撮った音をライブ配信アプリへ送る機材が必要になります。
それが、このミキサーです。
ミキサーは、以降で紹介するコンデンサーマイクやサンプラーなど外部機器を接続するためのものです。
おすすめはこちら
このYAMAHAのAG03がライブ配信では最もポピュラーで、ライバーの配信中にちらりと機材が見えたりすることがありますが、経験上、半数以上はこれを使っています。
選ばれる理由は、機能として安定していることと、カラオケ配信やギターなどを接続した音楽配信など、いざというときに何でも対応できる応用力があるためです。
応用力は不要で、音声をクリアにコンデンサーマイクを繋げたいだけの用途の場合は以下がおすすめです。
最低限の機能は一通り揃っていて、ノイズもほぼなく安価です。
サンプラー
ライブ配信中に効果音「ピンポーン」、「ブブー」といった効果音を入れたい場合はサンプラーを用意する必要があります。
ライブ配信中にパソコンやスマホで効果音を鳴らして、その音をマイクで拾うこともできますが、雑音も一緒に乗るため、聞き苦しくあまりおすすめしません。
サンプラーを使用すれば、パソコンに効果音を直接取り込むことができるので、雑音はのらず非常にクリアに効果音を乗せることができます。
おすすめのサンプラーはこちら
サンプラーを使用することをおすすめしますが、高価なのでちょっと買えない、、、という方は、昔使っていた古いiPhoneがあれば、iPhoneでも代用することができます。
サンプラーとして使用するための効果音を出せるアプリはこちら
このアプリを入れたiPhoneをミキサーへ接続すれば、効果音を直接ライブ配信アプリに送り込むことができます。
変換アダプタ
スマホとミキサーをつなぐためには、変換アダプターが必要です。
iPhone純正品は安心ではあるのですが高価なので、他ブランド製のものがおすすめです。
まとめ
YouTubeへの動画投稿は、動画編集作業が入るので非常に労力がかかるのですが、ライブ配信は最低限これだけの設備があれば十分です。
配信の特性に合わせて、徐々に機材を揃えていくのがいいと思います。
歌をメインで聞かせるなら、ミキサーやマイクなどなど、配信を何度か実施してみて自分のスタイルを徐々に確立させていってください。