「釣果を変えるのは経験と情報だ」──そう実感してきた釣り歴20年の私が、これまでに実際に使ってきた海釣り関連アプリは50種類以上。
その中には便利なものもあれば、使いづらくてすぐにアンインストールしたものも多々ありました。
そんな試行錯誤の中で、“これは釣果アップに直結する”“長く使いたい”と本気で思えたアプリだけを厳選してご紹介します。
潮や天候の確認、釣り場の情報収集、釣果記録、釣り船の予約まで──
海釣りの「準備・実釣・振り返り」をトータルにサポートしてくれる、信頼できるアプリだけを11個ピックアップしました。
これから釣りを始めたい初心者の方も、釣り歴が長いベテランの方も、きっと“これは使える!”と感じてもらえるアプリばかりです。
現場経験から導き出した本音レビュー、ぜひ最後までご覧ください。
目次
海釣りの情報集めにおすすめのアプリ
海釣りを始めた頃、私は毎回“ぶっつけ本番”でした。ネットで「〇〇港 釣り」と調べて、適当に道具を持って行ってみる。
でも、現地で「今日は全然釣れないよ」と地元の人に言われて撃沈…そんな日が何度もありました。
そんな私が釣果アップを実感し始めたきっかけが、“事前の情報収集”です。そして、その情報収集に欠かせないのがスマホアプリでした。
釣り場情報やお得な釣り情報がまとめられたブログなどを見られるアプリは、情報集めにぴったりです。
通勤時間や寝る前などの暇つぶしにも最適で、私もつい時間を見つけては利用しています。釣り好きにはたまらない釣り情報の詰まったアプリをご紹介します。
釣り専用SNSアングラーズ
釣りを始めたばかりの頃、「どこで釣ればいいのか分からない」「最近、何が釣れてるのか知りたい」と悩んでいた時に出会ったのが、この釣り専用SNSアプリ『アングラーズ』でした。
最初に驚いたのは、全国のユーザーの釣果が写真付きで時系列に投稿されていること。
自分が行こうとしているエリアで「最近釣れた魚」「使用されたルアー」「潮の状況」などが具体的に確認できます。
例えば、千葉・館山の堤防釣りに行く前、アングラーズで検索すると、1週間以内にアジが夕まずめに釣れていた情報を発見。その情報をもとに出発時間を調整し、実際にアジを3匹釣り上げることができました。
また、アングラーズの魅力は単なる情報収集に留まらない「釣り人同士の交流」にあります。
投稿に対して「いいね」やコメントを通じたコミュニケーションが活発で、「その仕掛けいいですね」「その場所、最近も釣れてますか?」といったやり取りを通じて、まるで“釣り場のSNSコミュニティ”が出来上がっている感覚です。
釣った魚は位置情報や天候とともに記録できるので、自分だけの釣果ログブックとしても重宝します。特に役立ったのは、同じ釣り場で年ごとの傾向を確認できたこと。たとえば、「去年のこの時期は朝イチにサバが回遊していた」など、自分だけの“釣れるパターン”が自然と蓄積されていきます。
初心者にも優しいUIで操作も簡単。釣果投稿時は魚のサイズを自動測定するカメラ機能まであり、釣りの記録がどんどん楽しくなるアプリです。
他の情報収集系アプリと比較しても圧倒的な情報量を誇ります。
様々なスポットの釣果情報が毎日更新されていて、全国の釣れるエリアは一通り網羅されているので、初心者から上級者までとりあえず入れていて損はないアプリです。
ウィズクルー
インターネットで検索しても出てこないような、非常にお得な海のアクティビティやイベント情報が掲載されているのがこの「ウィズクルー」というアプリです。
格安で船のレンタルが可能
インターネット上で広く募集しているものだけでなく、船のオーナーや海釣り好きの団体とマッチングするという機能が具備されているので、格安で船のシェアができたり、海で開催される様々なイベントに参加できます!
このアプリの最大の魅力は、“エリア × 釣りたい魚種 × 出船時間”などの条件で釣り船を絞り込めること。
私の場合、千葉・内房エリアで「午前中にアジ狙い」の条件で検索したところ、初心者歓迎の船宿がすぐに見つかり、そのままアプリ内で空き状況を確認し、即予約できました。電話連絡の手間もなく、アプリだけですべて完結するのが本当に便利です。
特に船のレンタルは高額なことが多いですが、ウィズクルーであれば相場の半額程度で借りれることが多いので、重宝しています。
インターネットに公開されていないイベントを見つけることが可能
地元の掲示板や漁港のサイトでひっそりと開催を告知しているようなイベントは、自力で見つけるのも一苦労ですが、このウィズクルーはそういったイベントまで網羅して掲載されており、利用者の口コミなども多く投稿されているため、情報量としては非常に多いのが特徴です。
また、各船宿の口コミや評価が掲載されている点も安心材料になりました。レビューを見ることで「船長の対応が丁寧」「女性客も多い」「レンタルタックルの質が良い」などの細かい情報が分かり、自分に合った船宿を選べます。実際に私が乗船した船も、事前情報通りで大満足。初心者でも安心できる雰囲気で、船長も気さくに釣り方を教えてくれたのが印象的でした。
釣魂
釣魂は、釣場で何が釣れているかがわかるアプリです。
タイムラインやマップなどで、実際にユーザーが釣った魚の種類がわかり、写真も見られます。
私は週末に行く釣場をマップで調べて釣果を調べて使っています。リアルな釣場情報を知っておきたい方におすすめです。
タイムラインを見ればどこで何が釣れたかわかる
このアプリの最大の魅力は、なんといっても釣果情報が地図上にプロットされる“釣果マップ”機能。
自分が住んでいるエリアから半径何kmといった形で検索でき、今どこで・どんな魚が・どの時間帯に釣れているのかが一目で分かるんです。
たとえば、ある週末、静岡の由比漁港あたりでアオリイカが連発している情報を発見。それを見て、急きょ友人と夜釣りに行ってみたところ、なんと人生初のアオリイカをヒット!事前に情報がなければ絶対に行かなかったであろう場所だったので、釣魂の情報には本当に助けられました。
投稿をタップすると、マップが表示され、詳細情報として時間や住所などもわかるので、気になる魚が釣れる釣場を知りたい方におすすめのアプリです。
また、自分自身も釣果を投稿してみることで、フォロワーとのやり取りが生まれ、モチベーションもアップ。時には「それ、何メートルの水深で釣れました?」といった質問が飛んできたりして、釣り人同士のリアルな情報交換ができるのも、釣魂ならではの魅力です。
情報集めと合わせて、釣果を共有・発信したい方にもおすすめです。
全国の釣場情報を調べられる
全国の釣場情報を調べられるのも釣魂の特徴です。
さまざまな釣場に興味がある方は、常に更新されている新着メニューで、各地の釣場の様子や情報を集められます。
週末に行く釣場を知りたい、どこの釣場に行こうか迷っている方には、GPSを活用した周辺メニュー、地図上で探せるマップメニューがおすすめです。
料金やトイレ、駐車場などの情報が追加されている釣場もあり、私もいつも釣場探しに重宝しています。
「なんとなく釣りに行く」から、「戦略的に釣りに行く」へ──
釣魂は、そんな釣りスタイルの進化をサポートしてくれるアプリだと実感しています。
海釣りで知っておきたい潮位・天候などを調べられるおすすめアプリ
海釣りで「今日はまったく釣れなかった…」という悔しい経験、誰しも一度はありますよね。実はそれ、“運”の問題ではなく“準備不足”だった可能性大です。
私自身、釣りを始めたばかりの頃は潮の満ち引きや風向きなんて気にもしていませんでしたが、ある日、潮見表アプリで“釣れるタイミング”を意識してから釣果が激変。それ以来、釣行前の情報収集は欠かせないルーティンになりました。
この記事では、釣り歴20年の私が実際に使って「本当に使える」と感じた、潮位・天候チェックに特化した無料アプリを厳選してご紹介します。釣果アップを目指すなら、まずは“海のコンディション”を読むことから始めてみましょう。
潮位・天候を調べられるアプリを使えば、快適に釣りができて、大漁も狙えます。私も日頃から愛用している2つの潮位・天候アプリをご紹介します。
魚勝 潮見表
釣りをする上で「潮の動き」を把握することは基本中の基本。しかし、潮見表アプリの中には情報量が多すぎて、どこを見ればいいのか迷ってしまうものも多いのですが、そんな中で出会ったのが、「魚勝 潮見表」でした。
このアプリの一番の魅力は、とにかくシンプルで見やすいこと。釣り場の地域を選ぶだけで、その日の「満潮」「干潮」の時刻や潮の大きさ(大潮・中潮など)をすぐにチェックできます。
他の潮汐がわかるアプリに比べて、シンプルなディスプレイ・情報量ですが、見やすく使いやすいので私も気に入っています。
前後7日間の潮の動きが一覧で見られるので、週末の釣行計画を立てるのにもぴったり。私は毎週金曜の夜に魚勝をチェックして、「来週は中潮だから、朝まずめ狙いが良さそう」なんてふうにプランを立てています。
操作性も軽く、広告も少なめなので、「釣りの現場でサッと確認したい派」には本当にちょうどいいアプリです。
トップページで設定するだけですぐ検索できる
潮汐を調べられるほとんどのアプリは、トップページからいくつかの画面を移動してやっとお目当ての釣場情報がわかります。できれば早く情報を知りたいと思っていた時に見つけたのが、魚勝 潮見表です。
アプリを起動してすぐ検索メニューが表示され、地名・日付を入力して検索するだけで、潮見表が表示されます。
なるべく早く潮汐を調べたい方や無駄な操作は必要ないという方におすすめのアプリです。
日別に潮汐の状態がわかる
トップページで設定した日付から、先の日付の潮汐も表が作成されます。
釣りに行きたい日の潮汐をピンポイントで調べるときにも便利ですが、潮汐のコンディションが良い日を探すのにも使えます。
釣りに行く日程は決まっていなくれ釣れやすい日を狙いたい方にぴったりのアプリです。
1日の潮汐の変化も詳しく表示
潮汐を知りたい日付をタップすると、1日の潮汐の推移を詳しく見られます。満潮・干潮や日の出・日の入りなどがグラフで表示されています。釣りに行く日は決まっていて時間を決めていないときに、私はグラフを参考にしています。
一般的に満潮時がよく釣れると言われているので、グラフで満潮の時間を調べて予定を立てると、大漁になるかもしれません!
タイドグラフBI
タイドグラフBIは、魚勝 潮見表などのアプリに比べて、より細かいデータを知れるのが魅力です。
このアプリを使って一番最初に感じたのは、グラフィックの美しさと見やすさ。ただの表形式ではなく、潮の動きを波形グラフでビジュアル化してくれているので、潮の満ち引きのタイミングが直感的にわかるんです。特に、「今が上げ潮なのか、下げ潮なのか」を視覚的に把握できるのは、実釣中の判断にも役立ちます。
ある日、三浦半島でアジ釣りをしていた時、釣れそうで釣れない時間が続いていました。そこでタイドグラフBIをチェックすると、ちょうど潮止まりの時間。あと30分で再び動き始めると知り、粘ってみた結果…その後に時合いが到来し、アジ5連発の爆釣劇。“潮の動きを読む”ことの大切さを、身をもって体感した瞬間でした。
さらに便利なのが、天気・気温・風速・気圧・月齢・波の高さなど、釣果に影響する要素がすべて一括で確認できるところ。私は特に「風速」が重要視ポイントで、風速3m以上になる時間帯はエギングを避けるようにしています。この情報を釣行前にアプリで確認することで、無駄な移動や“釣れない時間”を減らせるようになりました。
1つのアプリで、さまざまなコンディション情報を把握したい方におすすめのアプリです。
潮汐と合わせて天気・風・雨・波もわかる
情報を知りたい釣場を指定すると、時間ごとの潮位が示されたグラフが表示されます。
その他にも、グラフ下に天気・気温・雨量・風向・風速・波高の推移が表示されているので、ポイントについてあらゆるコンディション情報を一度に知ることができます。
私は、釣れそうかだけでなく、危険がないか、防寒の必要があるかなどを、表で確認しています。
釣場に幅広い情報を仕入れて、しっかり準備したい方におすすめです。
また、グラフ右下にあるBIは、「爆釣指数」を意味していて、ONにすると星の数で指数が表示されます。爆釣できる時間帯が一目でわかるので大漁を狙う方にもおすすめのアプリです。
雨雲レーダーで雨を予測できる
海釣りでは、雨のコンディションも重要です。
釣れるかどうか以外に、安全かつ快適に釣りを楽しめるかにも関わります。
タイドグラフBIでは、雨雲レーダー機能があり、マップで雨雲の状態がわかります。
天気予報だけでは細かい地域の天気はわかりにくいので、より詳しく雨のコンディションを知りたい方におすすめです。
警報・災害情報も調べられる
タイドグラフと雨雲レーザーに加え、警報・災害情報を確認できます。
地震や津波、台風情報を調べられるので、釣りができるコンディションかを事前にリサーチ可能です。
海釣りには危険もあり、私はどんなに天気予報が良くても、念のため調べています。
加えて、日本全国1,500以上の釣り場データをカバーしており、出先でも正確な潮情報が取得できるのも安心感があります。お気に入りの釣り場は登録しておけば、次回からすぐアクセス可能なのも嬉しい仕様です。
安全に海釣りできるかをしっかりチェックするためにも活躍するアプリです。
海快晴 大漁時刻表
「今日は釣れなかったけど、何が悪かったんだろう?」
釣りを始めたばかりの頃、そんな疑問ばかり抱えていた私が出会ったのが、『海快晴 大漁時刻表』です。このアプリを使い始めてから、“釣れる時間帯=時合い”を意識することの重要性に気付き、明らかに釣果が安定するようになりました。
海快晴 大漁時刻表は、カレンダーや1日の時間グラフで大漁を狙えるかがわかる便利アプリで、最新情報はアップデート待ちの状態ですが、私も以前愛用していたアプリで、とても参考になるのでご紹介します。
大漁を期待できる日がカレンダーでわかる
アプリを起動するとカレンダーが表示され、大物や大漁を狙える日が色付けされています。濃い赤が一番可能性の高い特別推薦日となっていて、大物・大漁を期待できます。
釣りに行くとき「今日は何だか釣れるかもしれない」と大漁を期待することがありませんか。私もつい期待してしまいますが、釣れなかったときの心のダメージがすごいです。そんなダメージも大漁時刻表があれば、少なくなるでしょう。釣れやすい日目がけて釣りに行きたい方におすすめのアプリです。
大漁を狙える時間帯が一目でわかる
カレンダーの日付をタップすると、その日の大漁を狙える時間帯がグラフで表示されます。
大漁期待度がわかりやすい棒グラフで表示されるので、予定を立てやすくなります。日の出や潮位などもわかることもあり、大漁時間帯と合わせて、詳しく情報を知りたい方にもおすすめです。
海釣り当日に活躍するおすすめアプリ
海釣り当日、どのルートを移動したのか、どのポイントで釣りをしたのか、把握できるアプリも便利です。
私自身、釣行中に現在地周辺の釣果情報を確認できるアプリや、その場で釣った魚を撮影してサイズを測定・保存できるアプリに何度も助けられてきました。ときには移動すべきポイントの判断材料になったり、仲間との釣果比較で盛り上がったりと、“釣りの楽しさ”がグッと広がったと実感しています。
今回は、そんな釣り当日に現場で「使ってよかった」と本気で思えたアプリだけを厳選してご紹介します。
アプリを活用すれば、爆釣ポイントを見つけられ、私もこれまでにない釣果が出たのを覚えています。
爆釣目指して、海釣り当日に便利なおすすめアプリを見ていきましょう!
海釣図V
「初めて行く釣り場で、どこに仕掛けを投げればいいのか分からない」──そんな不安を解消してくれたのが、『海釣図V』というアプリです。
このアプリは、海の地形(海底地図)・潮流・釣果ポイントが地図上に表示される“釣り専用ナビアプリ”で、まさに“海のGoogleマップ”とも言える存在。
最初は「難しそう」と思ったのですが、実際に使ってみると画面が直感的で、現在地に応じて釣れる可能性のあるエリアが一目で分かります。
等深線表示や漁港表示、マリーナ・海の駅表示など、あらゆる情報がマップに詰まっています。
マップアプリは他にもありますが、情報量の多さでは海釣図Vがトップクラス。
釣り当日のルート設定や記録などに便利なアプリを探している方におすすめです。
GPSで釣行ルートを記録できる
海釣図Vは、GPS機能を活用して、海釣りの航行ルートが記録・保存することができます。
どのルートを進んでいるか把握でき、ポイントの変更などルート選択に役立ちます。
ルート記録・保存機能は、釣行を記録するためにも便利です。
私は、釣り日記として記録・保存機能を使っていて、記録はメールで共有することもできるので、釣りの思い出を残すことができました。
当日だけでなく、釣り後の記録としても残したい方におすすめの機能です。
マーカーでポイントに印をつけられる
「よく釣れたポイントどこだったっけ?」という経験がありませんか?
私も釣果のよかったポイントを忘れてしまって、覚えておけばよかったと思うことが多かったです。
海釣図Vは、マップにマイポイントをマークできるので、ポイント忘れがなくなりました。
釣れるポイントでガンガン釣りたいという方は、マーク機能でマイポイントをつけてみましょう。
釣りに必要な各種データも調べられる
海釣図Vの特徴は、充実したマップ機能だけではありません。
潮汐アプリにあるような、風速・風向・波高・波向・海水温・天気など幅広い情報が、マップと連動しているので、より詳しい釣場・ポイント情報を知ることができます。
例えば、三崎港での釣行時。初めての場所で釣り座をどこに構えるか迷っていたところ、海釣図Vで過去の釣果投稿を確認。「○○防波堤先端が実績あり」とあったので、思い切ってそこに陣取りました。結果、30cm超えのメジナをゲット。投稿時期や潮の条件も近かったので、信頼できる情報だと実感しました。
さらに便利だったのは、釣行中に現在地が常にマップ上で確認できること。GPS連動で自分の位置が表示されるため、「あ、少し左に移動すれば過去に釣れてた場所だ」とすぐ分かる。これが**“釣れる場所への移動”を即決させてくれる大きな判断材料**になります。
私は、はじめ潮汐アプリとマップアプリを別々に使っていたのですが、海釣図Vを見つけてからは海釣図Vで対応しています。
ひとつのアプリで必要な情報を知りたいという方におすすめのアプリです。
海釣りの釣果記録におすすめのアプリ
私は釣りをしている時間ももちろん好きですが、釣果を眺める時間も至福の時です。
釣りの楽しさは、魚が釣れた“その瞬間”だけじゃありません。
「あの時はどこで、何が釣れたっけ?」「どんな天気で、どんなルアーを使った?」──
そんな記憶を、**ただの思い出で終わらせず、次の釣果につなげるための“記録”**が大切になってきます。
私自身、最初は「写真を撮って満足」でしたが、潮位や時間帯、天候の情報まで記録するようにしたことで、“釣れるパターン”が見えてくるようになりました。そして、それを手軽に、しかも楽しく続けられるようにしてくれたのが、釣果記録に特化したアプリたちです。
今回は、実際に使ってみて「これは続けられる」「あとから見返すのが楽しい」と実感した、釣果記録に便利なアプリを厳選してご紹介します。
2つのおすすめ釣果記録アプリをご紹介します。
Hapyson釣り計測
釣果の記録で欠かせないのが、釣った魚のサイズ計測です。
「Hapyson釣り計測」は、釣具メーカー「Hapyson(ハピソン)」が提供している、釣った魚のサイズをスマホで簡単に測定・記録できる無料アプリです。
特別なメジャーを使わなくても、スマホのカメラだけで魚の全長が測れる、まさに“釣り人のためのデジタル釣果ノート”。
メジャーアプリは多くありますが、マーカーを設置したり、写し方を設定したりするなど、面倒なものも利用していて多かったです。
「Hapyson釣り計測」は、無駄な機能が一切ないシンプルさが特徴です。
釣行中にサッと魚のサイズを記録できるのは想像以上に快適。
特に「Hapyson計測マーカー」はスマホサイズほどの小さなカードなので、道具箱に1枚入れておくだけでOK。
釣り場でバタバタしがちな計測作業が驚くほどスムーズになり、釣果記録の習慣が自然と身につきました。
また、釣果の記録が視覚的にも見やすく、一覧で“成長記録”のように並ぶのが楽しいので、子どもや初心者にも人気があります。
使いやすいメジャーアプリを探している方や、共有機能などの機能はいらないという方は、シンプルで使いやすい釣りメジャーがおすすめです。
釣果ノート
釣果記録アプリは、多くの種類があります。
その中でも、釣果ノートはシンプルで使いやすい釣果記録アプリです。
多機能なアプリを使ったこともありますが、機能を使い切れなかった経験もあり、釣果ノートに落ち着きました。
シンプルな記録アプリを使いたい、はじめて記録アプリを使う方におすすめです。
釣果は非公開にできてプライバシーにも配慮
釣果の記録・登録はとても簡単で、写真の追加と情報の入力だけでできます。
シンプルな使い心地も魅力ですが、釣果の公開・非公開を選べるのは、他の釣果記録には少ない機能です。
釣り好きユーザーとの交流が目的になったアプリが主流と言えるでしょう。
釣果ノートなら、自分だけの釣り日記にすることができます。記録したいけれど人には見られたくない、自分だけで釣果を楽しみたい方におすすめのアプリです。
釣果を製本して思い出に残せる
他の釣果記録アプリにはない機能が、釣果の製本サービス!
釣果ノートに記録したデータをフルカラー印刷で製本・配送するサービスです。
釣果データ件数×40円+1,000円で利用でき、週1回の釣果を1年間記録したとして、3,000円ほどで釣果データが本になります。
まだ製本できるほど釣果データがたまっていませんが、製本するのがモチベーションになっています。
釣果を形にして残したいという方は、釣果ノートで記録をためて製本サービスを利用してみましょう。
釣り船予約もアプリでバッチリ!
海釣りでは、堤防・磯だけでなく、沖に出ることもありますね。
釣り船を予約する必要がありますが、電話受付は夕方で終了することも。
「釣り船に乗ってみたいけど、どこで予約すればいいの?」「電話はちょっとハードルが高い…」
そんな不安を抱えていた私にとって、釣り船予約アプリはまさに救世主でした。
最近では、エリアや魚種、出船時間を選ぶだけで条件に合った船宿を検索・予約できる便利なアプリが続々登場。
口コミ評価もチェックできるので、「初めての人でも安心」「レンタルタックルあり」など、自分に合った船を見つけやすくなっています。
実際に私も、アプリ経由で予約した釣り船で思いがけず大物を釣り上げ、“手軽に本格釣り体験”ができる時代なんだ”と実感しました。
釣り船予約以外の機能もあるので、釣り全般に活用できます。人気の釣り船予約アプリ2つを見ていきましょう。
釣り船予約「釣割」
釣割の特徴は、釣り船予約情報・機能はもちろん、釣りに役立つ情報やツールなどが豊富なことです。
潮汐アプリや図鑑アプリ、ツールアプリの機能を全部搭載しているので、オールインアプリを使いたい方におすすめです。
このアプリの最大の魅力は、全国の釣り船をエリアや釣りたい魚種、出船時間などで簡単に検索でき、スマホでそのまま予約できる手軽さにあります。
私自身、千葉・内房エリアで「午前出船・アジ狙い・レンタルタックルあり」という条件で探したところ、数件の船宿がすぐにヒット。比較して選び、そのままアプリで即予約まで完了。電話連絡も不要で、全てがスムーズに進んだのは感動レベルでした。
釣り船予約以外に何ができるかをご紹介していきます。
潮汐や天気も調べられる
ポイントを指定すると、潮時や潮位、天気など詳しい釣場情報がわかります。
「爆釣タイム」という機能もあって、星の数で大漁を狙える時間帯が表示されるので、大漁を狙いたい方にも便利です。
ポイントを調べてから釣り船を調べるという使い方ができるのが、私自身気に入っています。
釣魚図鑑など魚に関する情報が豊富
釣った魚が何という魚か、危険な魚かを調べるために、釣魚図鑑機能が便利です。
毒魚を調べたり、魚名で検索できたりするので、特徴を見てどの魚かを予想できます。
他にも釣り用語辞典などもあり、釣りを始めたばかりの人に優しいおすすめアプリです。
単位換算表や結び方ムービーなど役立つコンテンツ満載
ツールとして、単位換算表と結び方ムービーを利用できます。
面倒な長さ・重さの単位変換や釣り糸の結び方が表や動画でまとめられているのでとても便利。
ツールアプリを別に使っている方は、釣割でまとめてしまうのがおすすめです。
まとめ
釣り歴20年の私が数多くのアプリを使い比べてたどり着いた結論はシンプルです。
「釣れる人ほど、情報をうまく使っている」ということ。
今回ご紹介したアプリたちは、どれも実際に現場で使い込み、「本当に役に立った」と自信をもっておすすめできるものだけを厳選しました。
準備段階で潮や風を読み、釣り場で状況を判断し、釣果を記録・分析して次回につなげる──そのすべてをスマホひとつで支えてくれるのが、これらのアプリです。
釣りは自然との駆け引き。だからこそ、少しの知識と工夫で結果は大きく変わるもの。
今回のアプリ紹介が、あなたの釣りライフをさらに楽しく、充実したものにするヒントになれば幸いです。
ぜひ、自分に合ったアプリを取り入れて、“もっと釣れる自分”を楽しんでください!