「また、うまくいかなかった」
マッチングアプリでのやりとりに疲れ、メッセージだけが延々と続いて実際には会えない日々。
そんな出会いの“効率化”ばかりが進む時代の中で、ふと立ち止まって思ったんです。
「ちゃんと向き合える誰かと出会いたい」って、こんなに難しいことなんだろうか?と。
そんなとき、見つけたのが「ブリッジラウンジ」。
月1〜2名という少ない紹介数ながら、カウンセラーが手作業で相性を見極めるこのゲイ専門の結婚相談所は、アプリにはない“本気の空気感”にあふれていました。
この記事では、私が実際にブリッジラウンジを2ヶ月利用して出会いに至ったプロセスをリアルにお伝えするとともに、他の利用者2名の声もご紹介します。
会話が苦手でも大丈夫なのか?
お見合いって堅苦しくないの?
実際に恋人関係に発展した人はいる?
そんな不安や疑問に、利用者目線でまっすぐ答えていきます。
目次
ブリッジラウンジのマッチングの仕組み|“中身”を見てもらえる安心感
「ブリッジラウンジ」のプロフィール作成は、他のマッチングアプリとは一線を画しています。ただ写真と自己紹介文を登録するだけではなく、「自分という人間を丁寧に棚卸しする作業」に近い感覚でした。
📝 プロフィール作成は“面談式”
カウンセラーとの初回面談で以下のような内容をヒアリングされます:
性格傾向(内向的・外向的、慎重派・決断派など)
恋愛観や価値観(同棲したいか、将来的な家族像など)
過去の恋愛経験(あればでOK)
理想のパートナー像(年齢・職業・性格・趣味など)
これらの情報は単なる入力項目ではなく、カウンセラーが“言葉のニュアンス”からもその人となりを読み取りながら、プロフィールに反映してくれます。
私自身、「真面目すぎる性格が逆にネックになるかも」と不安を打ち明けたところ、
「それは“安心感”として魅力に映る方もいますよ」
と背中を押してくれたのが印象的でした。
📄 プロフィールの完成度が高い理由
完成したプロフィールは、まるで就活のエントリーシートのようにしっかりと構成されていて、
第三者が読んでも分かりやすい
誇張ではなく、誠実な表現に統一されている
写真がなくても“人柄”が伝わる内容
になっていました。自分でも「こんなふうに自分を整理して伝えたことはなかった」と驚いたほどです。
マッチングの仕組み
ここが他とまったく違うと感じたポイントです。
AIマッチングでも、検索ベースのアプリでもありません。
担当カウンセラーが“人力”で相性を見極めて紹介してくれます。
毎月1名以上の紹介が届く(基本は月1〜2名)
プロフィールを見て「会ってみたい」と思えば、お見合いへ
お見合い後、お互いが「また話したい」となれば、連絡先交換
以降は自由交際スタート
このプロセスは「テンポが遅い」と感じる人もいるかもしれませんが、裏を返せば「軽い気持ちでは紹介されない」安心感があります。
実際に紹介された方は、みなさんきちんとプロフィールを読み込んでくれていて、「この項目、僕も大事にしてます」と話題にしてくれることが多く、お見合いの時間がとても有意義なものになりました。
マッチングで感じたこと
アプリでは得られない「信頼ベース」のマッチング
自分で探さなくていいという精神的なラクさ
相手も“真剣”だから変な駆け引きがない
プロフィール作成の段階でしっかりと自己理解と相手への希望を言語化できるので、「なんとなく合いそう」ではなく、「本当に価値観が近い人」との出会いが実現しました。
実際にお見合いしてみて|“10分”で伝わる空気感のちがい
ブリッジラウンジの最大の特徴のひとつが「お見合い」という出会いの形式です。
いわゆる“お見合い”というと少し堅苦しい印象を抱く方もいるかもしれませんが、実際はもっとカジュアルで、リラックスした雰囲気で行われます。
お見合いの場所と流れ
私が初めてお見合いをしたのは、新宿の専用ラウンジ。プライベートが守られる個室で、スタッフが同席することなく、完全に二人きりの空間でした。
流れとしては:
担当者に案内され、個室で待機
相手が入室し、軽く挨拶
時間は約10分、フリートーク形式(※会話テーマに困ったらガイドも用意あり)
終了後、それぞれが「また会いたいかどうか」をスタッフに伝える
双方OKであれば、LINEなどの連絡先交換へ
正直、最初の数分はかなり緊張しました。でも、面談で事前に「この人とは価値観が近いですよ」と言われていたこともあり、話し始めてすぐに安心感がありました。
とはいえ、いきなり「登録する」のはちょっとハードルが高い…
そんな方にこそおすすめなのが、無料で受けられる「お相手診断」です。
あなたの性格や価値観をもとに、どんな人と相性がよいのかを簡単な質問に登録するだけで返ってきます。
自分自身のことを見つめ直す、ちょうどいいきっかけにもなりますよ。
1人目のお相手:公務員の40代男性|“やさしさ”と“静けさ”のある出会い
私にとって、ブリッジラウンジでの初めてのお見合いは、ある意味“理想と現実のギャップ”を知る出会いでもありました。
相手は、都内の区役所に勤めている40代前半の男性。プロフィールには「休日は読書とハイキング、そしてカフェめぐり」と書かれており、落ち着いた大人の雰囲気がにじみ出ていました。
🛋 お見合い当日の印象
初対面の彼は、物腰が柔らかく、丁寧に目を見て話す人でした。
白のリネンシャツにネイビーのスラックスというシンプルな服装がとてもよく似合っていて、「あ、この人は自分のペースで生きてる人だな」とすぐに感じました。
「今日は暑いですね。でもこういう日って、室内でのんびり話すのにちょうどいいかもですね」
そう言って笑った彼の一言に、最初の緊張はすっと和らぎました。
☕ 会話の内容
話題は、お互いの仕事、最近読んだ本、そして「将来どんな暮らしをしたいか」など、自然と深い話になっていきました。
特に印象的だったのは、彼がこんなことを言ったときです:
「にぎやかな関係よりも、“隣にいて静かに微笑んでいられる相手”がいいんです」
それはとても素敵な価値観だと思いましたし、私自身も共感できる部分が多くありました。ただ一方で、私は“もう少しアクティブで軽い冗談を交わせる関係”を理想としていたため、どこかで違和感も感じ始めていました。
10分という限られた時間の中で、彼の誠実さや優しさはしっかりと伝わってきました。でもその“静けさ”が、私にとっては「落ち着きすぎてしまう関係」になるのではという懸念も。
帰宅後、担当カウンセラーに正直にそのことを相談したところ、
「相性が合わないということではなく、“生活のテンポ”が少しずれていたのかもしれませんね。お見合いはご縁を見つけるための“仮交際”の第一歩ですから、違和感を覚えることも大事な経験なんですよ」
と言ってもらえたのが救いでした。
この出会いから学んだこと
誠実な人=自分に合う人、ではない
お見合いは“いい・悪い”ではなく、“合う・合わない”で判断していい
最初の出会いでうまくいかなくても、それは次の一歩につながる
彼との出会いは一度きりになりましたが、“ちゃんと話して、ちゃんと断る”という誠実な関係が築けたことは、自分にとって大きな一歩でした。
2人目のお相手:フリーランスの映像ディレクター(30代後半)
──“言葉より、沈黙が心地よかった”
1人目のお見合いから約2週間後、2人目の紹介が届きました。
プロフィールを見た瞬間、「あ、この人とはきっと会ってみたい」と直感的に思ったのを今でも覚えています。
職業はフリーランスの映像ディレクター。
プロフィールには「美術館、カフェ、本屋、ひとり旅」が好きと書かれており、自分とかなり近い感性を持っていそうな印象を受けました。
お見合い当日|“映像”を扱う人らしい柔らかな空気
当日は都内のラウンジにて、午前中の枠でお見合い。
先に到着していた彼は、グレージャケットに白のカットソー、無造作に結ばれたマフラーが印象的で、肩肘張らずに“自然体”を感じさせる雰囲気の人でした。
「こんにちは、時間ぴったりですね。…実はちょっと緊張してます(笑)」
そう言いながらも、微笑み方がとても柔らかくて、すぐにこちらの心拍数も落ち着いていきました。
10分間のフリートーク|“相性”が言葉を超える
会話は本当にスムーズでした。
仕事の話から趣味の話、今気になっている映画や、本の話など、まるで旧知の友人のような流れで、沈黙すらも“間”として心地いいと感じられたのは初めてでした。
特に印象に残っている彼の一言があります。
「会話って、話す内容より“呼吸の合い方”のほうが大事だと思うんですよね」
この言葉に思わず「すごくわかります」と即答してしまったほど、価値観が重なる瞬間がいくつもありました。
10分では足りない、と感じたのはこのときが初めてで、終了後のスタッフへの意思確認では、迷わず「また会いたい」と伝えました。
そして彼も同じ答えをしてくれていて、LINE交換へと進みました。
2回目のデートへ|その後の関係
その週の週末、彼から「映画観に行きませんか?」と誘いが。
新宿の小さなミニシアターでドキュメンタリー映画を観たあと、カフェで2時間以上話し込んでしまい、気づけば「また次もどこか行きたいですね」という流れに。
その後も週1〜2回のペースで会うようになり、今ではお互いの家に遊びに行ったり、夕食を一緒に作るような関係にまで発展しています。
この出会いを通じて感じたこと
共通点よりも「沈黙の心地よさ」が深い相性を教えてくれた
紹介文や外見では分からない“感覚のフィット感”がある
ブリッジラウンジのマッチング精度は、データではなく“人の目”があるからこそ高い
今の彼との関係は、いわゆる“ドラマチックな恋”ではないかもしれません。
でも、毎日の何気ないやりとりや、会ったときのリラックス感が「これは特別なつながりなんだ」と気づかせてくれます。
マッチングアプリでは出会えなかったであろう“奥行きのある出会い”をくれたこのお見合いには、本当に感謝しています。
そしてなにより、自分にとって“恋愛はこうあるべき”という固定観念を、やさしくほどいてくれた彼との出会いが、今の私を少し大人にしてくれた気がしています。
いま現在どうなったか?
──“付き合う”より先に、“暮らし”がはじまった
ブリッジラウンジを利用して2ヶ月。
2人目の彼と出会ってから、ゆっくりとしたペースで関係が深まり、気づけば今では「自然と一緒にいる」関係に変わっていました。
最初は月に数回のデートからスタートした私たちでしたが、気づけば週末はいつもどちらかの家で過ごすようになっていました。
映画を観たり、買い出しに行ったり、2人でごはんを作ったり──
「付き合おう」と正式に言葉にしたわけでもないのに、“恋人未満”ではない、確かな信頼と安心感のある時間がそこにありました。
特に印象的だったのは、彼がぽつりとこんなことを言った日。
「このままずっと、こうやって週末を迎えられたら幸せだなって思うんだよね」
それを聞いたとき、私はようやく“この人となら将来を考えたい”と思えるようになりました。
私の家には彼のスニーカーが、彼の家には私の歯ブラシが。
少しずつ私たちの「物」が居場所を増やしていくのと同じように、関係性にも自然な“重なり”が生まれていきました。
それは、恋愛特有のテンションの高さではなく、生活の中に“ふたりがいる”という実感。
たとえば、スーパーで豆腐を手に取って「冷ややっこ食べたいな」とつぶやいたら、彼が「じゃあネギ切っておくよ」と応えてくれる。
そんな何気ないやり取りに、心が温まる日々が続いています。
最近では、パートナーシップ制度や住まいの選び方、仕事のスタンスなど、
“これから”についての会話も自然と増えてきました。
ブリッジラウンジで出会ったことを、ふたりとも「運命だった」とまでは言いません。
でも、お互いに「これまで出会ったどの人よりも、ちゃんと向き合える」と感じているのは確かです。
マッチングアプリのようにたくさんの人と出会えるわけではない。
でも、ブリッジラウンジには「たった一人と真剣に出会える仕組み」があります。
恋愛はタイミングや勢いで進むこともあるけれど、
私たちのように“丁寧に近づいていく恋”もある。
そして今、そんな関係を築けていることが、心からうれしいのです。
「結婚」という言葉にはまだ照れくささもありますが、
今の彼となら、ふたりで少しずつ形にしていける気がしています。
そんな現在進行形の関係が、今の私の一番の宝物です。
実際に使って感じた“良かった点”
紹介される相手が本気度高い:遊び目的がいない
安心して相談できる体制:恋愛経験が浅くてもOK
スタッフの理解度が高い:一人ひとりの事情を尊重してくれる
アプリとは違い、「プロフィールと顔写真だけじゃわからない“人柄”」を見て紹介してくれるのが何より大きかったです。
注意点・デメリットも正直に
月額費用はやや高め(13,200円〜)
「合う相手がすぐに見つかる」とは限らない
LINE交換→デートまではやや慎重な進行
とはいえ、“結婚を視野に入れた出会い”を考えるなら、この慎重さはむしろメリットかもしれません。
他の利用者の口コミ
Aさん(30代後半・外資系企業勤務・東京在住)
──「効率」ではなく「誠実さ」でつながる出会いがあった
私は長らく外資系の企業でマーケティング職をしていて、いわゆる「忙しい日常」を当たり前のように過ごしていました。20代の頃はゲイバーやアプリを通じて何人かと付き合った経験もありますが、30代後半になって「将来を見据えた落ち着いた関係」を求めるようになり、でもその一方で、普段の環境ではなかなか“本気で向き合える人”とは出会えない。そう感じていたときに見つけたのが、ブリッジラウンジでした。
初回カウンセリングでは、自分の仕事スタイルや生活リズム、理想の関係についてかなり深くヒアリングされました。印象的だったのは、ただ希望条件を聞くのではなく、「なぜそう思うのか」まで掘り下げてくれる姿勢。これが正直ありがたかったです。自分でも気づいていなかった“本当の望み”が少しずつ整理されていきました。
そして、紹介された1人目の方。彼は同じく30代後半のデザイナーで、穏やかで落ち着いた雰囲気。お見合いはたった10分でしたが、「この人ともっと話したい」と思わせてくれる空気がありました。その後、何度か会いを重ねる中で、お互いの忙しさを理解しながらも「会える時間をどう作るか」に対する姿勢が自然と一致していて、それが何より安心できたんです。
今では、月に数回のペースでお互いの家を行き来しながら、将来的な同居も視野に入れて話をしています。ブリッジラウンジを利用してよかったと思うのは、“出会いの量”ではなく、“出会いの質”に本気でこだわってくれるところ。紹介のテンポも、自分のペースに合っていたのがよかったですね。
効率的な出会いよりも、信頼と誠実さを大切にしたい。そう思う人には、本当に向いているサービスだと思います。
Bさん(40代前半・設備管理会社勤務・神奈川在住)
──アプリでの出会いに疲れた僕が“もう一度、人を信じられた”話
ゲイ向けアプリを使い始めて、かれこれ5年以上。
何十人ともやりとりをし、何人かとは実際に会ったり付き合ったりもしました。けれど、最初は盛り上がっても、続かない関係ばかり。気づけば“出会い疲れ”のような状態になっていました。そんなとき、Twitterでブリッジラウンジを知りました。「月に1人しか紹介されないの!?」「10分で何が分かるの?」と最初は半信半疑。でも、“本気で出会いたい人”しかいないというコンセプトに惹かれて、無料相談を予約しました。
驚いたのは、初回面談の丁寧さ。僕のように地方出身で恋愛経験も浅い人間に対しても、とてもフラットに接してくれて、「無理に恋愛経験を美化しなくて大丈夫です」と言われたとき、ホッとしたのを覚えています。
紹介されたのは、都内在住の50代前半の会社員の方。正直、年齢に少し迷いもありました。でも、話してみると本当に聞き上手で、「この人は人を急かさないで向き合うタイプだ」とすぐに分かりました。お見合いの10分間、緊張していた僕をずっと見守るように話してくれて、帰る頃には「また会いたい」と心から思っていました。
そこから、2週間に一度のペースでデートを重ねています。ドライブに出かけたり、温泉に行ったりと、アプリでは経験できなかった“安心して一緒にいられる関係”が築けています。
この歳になって、もう誰かと“ちゃんと向き合う関係”なんて無理だと思っていた。でも、ブリッジラウンジに出会ったことで、「まだ遅くない」と思えるようになったんです。
真面目に生きてきた人が、ちゃんと報われる場がここにはあります。僕にとって、ブリッジラウンジは「もう一度、人を信じるきっかけ」をくれた大切な場所です。
ブリッジラウンジはこんな人におすすめ!
マッチングアプリでの出会いに疲れた人
真剣な関係を築ける同性のパートナーを探している人
恋愛に自信がなく、サポートを受けながら進めたい人
一見すると“古風”な仕組みに見えるかもしれませんが、
この手厚さと真面目な空気感こそが、今の時代には必要なのかもしれません。
まとめ|「出会えない」のではなく、「ちゃんと向き合える場所が少なかっただけ」
ブリッジラウンジでの体験を通じて、私は初めて気づきました。
“出会い”に必要なのは数でもスピードでもなく、誠実に向き合える「場」と「相手」がいることなんだ、と。
アプリで疲れてしまった人。誰にも相談できず、気がつけば恋愛から遠ざかっていた人。
そんな“真面目に出会いたい”と思う全てのゲイ・バイセクシュアル男性にこそ、ブリッジラウンジはおすすめできるサービスです。
確かに、紹介数は多くありません。10分のお見合いではすべてが分かるわけでもない。
でも、その一回の出会いに、ちゃんと「中身」と「想い」が詰まっている。
だからこそ、自然と相手を信じられるようになり、自分の本音とも向き合えるようになる。
“出会うため”ではなく、“続いていくため”の場所。
ブリッジラウンジは、そんな大人のための場所でした。
これから先の人生を、誰かと一緒に歩いていきたい。
そう感じているなら、一度だけでもこの扉を開いてみてください。
出会いは、あなたのペースで、きちんと待っていてくれるはずです。