あなたが運営しているチャンネルでOP(オープニング)やED(エンディング)は設定していますか。
OP・EDどちらもチャンネルを覚えてもらったり、チャンネルの補足情報を表示したりと集客要素として非常に重要な要素を持っています。
ヒカキンさんやまこなり社長など人気のYoutuberはほとんどと言っても言い過ぎではないくらいこだわったOP・EDを用意しています。
OPやEDでよく使われるのが動的な動きを表現出来るモーショングラフィックソフトなんですが、今回はMotion5というグラフィックソフトを実際に使ってみたのでご紹介したいと思います。
目次
motion5とは
Motion5は冒頭でもお伝えしましたが、動的な画像や図形を編集出来るモーショングラフィックソフトになります。
「モーショングラフィック」と聞いてパッと思いつくのは、Adobeが販売している「Adobe After Effects」が有名ですが、Motion5も勝るとも劣らないクォリティを持っています。
後の章で別のモーショングラフィックスソフトとの比較は詳しく解説します。
製品によってはサブスクリプション形式で月額使用料を支払うパターンがありますが、Motion5は一度購入すれば永続的に使える点が特徴的です。価格も6,100円で比較的リーズナブルな価格設定なのはありがたいですね。
Motion5はFinalCut同様にMacOS専用のソフトになりますので、ご注意下さい。
どんなことが出来るのかについては、実際に見てもらった方が早いと思いますが、以下はあるYoutubeチャンネルに上がってるMotion5で作成した動画になります。
↓↓Motion5で作成した動画
いかがですか?
かなりカッコイイ動画だと思いませんか。
Motion5を扱えるようなるとこのような動画を外注せずに自分で作ることが出来るようになります。
motion5の主な機能
この章ではMotion5の主な機能をご紹介したいと思います。
正直出来る事が多すぎて厳選するのが難しいのですが、よく使う機能に絞ってご紹介したいと思います。
saki
テキストモーション
Motion5の基本的に使い方になります。
テキストを単純に貼り付けているだけだとユーザに強く印象を持たせることが出来ません。
YouTubeのイントロのように強調したいテキストがあればテキストモーションを使ってユーザに意識的に見てもらうようにしましょう。
以下のようなテキストモーションはよく使われます。
画像やオブジェクトを動かす
画像やオブジェクトを動かすのもMotion5ではよく使われます。
以下のようにネットで取得した素材を動かしたり、Motion5上で作成したオブジェクトを動かしてオリジナリティ溢れたイントロを作成しましょう。
スポットライト演出
これはちょっと特殊な編集ですが、たまに見かけると思います。
スポットライト演出で、少しずつ表示されているテキストが表示されます。
ここではサンプルなので簡単な編集ですが、色合いを変更したり、テキストモーションと組み合わせることでかっこいいスポットライト演出を作り出すことが出来ます。
Motion5はサムネイル作成にも使える
ちょっと特殊な使い方かもしれませんが、Motion5はYoutubeなどのサムネイル画像作成ツールとしても抜群に相性が良いです。
以下の画像は私がフリー素材に対してMotion5でちょこっと編集した画像になりますが、それなりのサムネイル画像に見えませんか。
Motion5では使えるフォントが多数用意されており、素材の切り貼りも簡単に出来るのでサムネイル画像の作成にも適しているんですね。
実際私がサムネイル画像を作成する場合はMotion5で作成することが多いです。
少し余談になりますが、Youtubeでサムネイルの質は場合によっては動画の品質以上に重要だったりします。
あなたのチャンネルを知っているユーザであればサムネイル画像が多少しょぼくても動画を見てくれるかもしれませんが、あなたの事を知らないユーザがあなたのチャンネルを閲覧する時はサムネイル画像であなたのチャンネルの内容を判断されます。
もしあなたがサムネイル画像をあまり意識していない場合は、この機会にクオリティを意識したサムネイル画像の作成を検討してみて下さい。
motion5と他のソフト比較
Motion5の他にもモーショングラフィックスソフトはいくつかありますので、よく話題に出るソフトと比較してみました。
他のソフトと比較して特徴的なのは、標準実装されている機能数、モーション数が多いことです。全体的にMotion5は価格も含めてバランスがとれたソフトだと言えます。
どうしても無料ソフトだと機能が足りなかったり、操作性があまり良くないといった口コミが目立ちます。
after effectsは優秀なソフトですがその分サブスクリプション形式で月額料金が発生するのでお金に余裕がある人向けですね。
使ってみた感想
Motion5を使ってみて良かった点・悪かった点がいくつかあったのでシェアします。
良い点
高機能な割に低価格
前述していますが、Motion5レベルのモーショングラフィックスソフトで6,100円は費用対効果が素晴らしいです。
3Dのモーショングラフィックスも作れて、高機能なビヘイビア、レプリケーターツールが備わっているので標準機能を組み合わせれば1からモーションを作らなくてもオリジナリティのある作品を作ることが出来るのは魅力的だと思います。
FinalCutProを持っていれば即時連携が出来る
Motion5で作成した動画(モーション)はFinalCutProに即連携出来るので便利です。
例えば今回の記事テーマのようにOP部分をMotion5で作成した場合も、FinalCutProと連携する機能を持っているので保存した時点でFinalCutProで自動的に使用することが可能です。
他のソフトでモーショングラフィック部分のみ作成した場合、動画編集ソフトへの取り込み作業に結構手間取る可能性があります。
もしあなたがFinalCutProをしばらく使用するつもりなら、Motion5は持っておいて損はないと思いますよ。
標準搭載機能が使いきれないくらい多い
モーショングラフィックスソフトによっては作成する機能に特化していて、標準で用意されているオブジェクトやビヘイビアの数が少なくて使い方がイメージ出来ない時が多々あります。
Motion5の場合、図形やオブジェクトが標準で豊富に用意されており、他のサイトからダウンロードしてMotion5にアップロードしてなくてもYoutubeでアップされているようなモーショングラフィックスであれば問題無く作れるのはありがたいですね。
悪い点
Motion5の操作方法の情報が少ない
ネットで記事を収集してもほとんどないので諦めた方がいいと思います。
saki
どちらかと言うとYoutubeにいくつか現バージョンに近い動画がアップされているので、Youtube上で検索することをおすすめします。動画なので分かりやすいですし。
Motion5のインタフェースは視覚的で使いやすいと思いますが、多機能なモーショングラフィックソフトなので自分が実現したいモーションをどのように設定すれば実現出来るのか理解するのはそこそこ大変なので、注意しましょう。
Motion5のおすすめ勉強方法はUdemyなどのオンライン動画学習サービスを利用することです。
Udemyには英語ですがMotion5を詳しく解説している動画がたくさんあります。
感覚的にMotion5ユーザは海外の方の方が多いのでノウハウも海外から収集した方がいいと思います。
Udemyはこちら
操作の難易度が高め
もしあなたが、パソコン初心者でエクセル・ワードぐらいしか触ったことが無いのであれば、最初ちょっと苦労すると思います。
独学では厳しいし、挫折してしまうと勿体ないので先ほどご紹介したようにUdemyなどの動画オンラインサービスで基礎学習をしてから進めることをおすすめします。
Windowsでは使用出来ない
これは1つ目のデメリットに関係するのですが、対応OSがWindowsのみなので使えるユーザは必然的にMacを持っているユーザのみになるので、情報も少なくなってしまうんですね。
やはりWindowsとMacどちらにも対応しているグラフィックソフトの方が操作方法やカスタマイズについても情報が豊富のように思われます。
motion5のマニュアル
FinalCutPro同様、Motion5はAppleが販売しているソフトなのでAppleが公式で提供しているマニュアル存在しているので、気になる場合はAppleの公式サイトから入手しておきましょう。
正直完全に「読み物」なので、なんとなく読んでいるだけでは理解は深まりませんが、「Motion5ってどんなソフトなの?」という疑問にはしっかり答えてくれるマニュアルです。
実際に使い方を理解したい場合はUdemyやYoutubeなど動画サイトで動きを確認しながら勉強した方が理解が深まると思います。
motion5のマニュアルはこちら
まとめ
Motion5はMacユーザで自分のYoutubeチャンネルを差別化したいなら是非導入したいソフトになります。
今回ご紹介したような「動きのある」オブジェクトを動画で扱えるようになると視聴者の離脱を抑止する効果にも繋がります。
かっこいいOP・EDを作って視聴者に覚えてもらいたいYoutubeチャンネルを目指すなら、価格も6千円程度でリーズナブルなので一度検討してみて下さいね。
フリーランスの方でファクタリングサービスを検討されている方はこちらもチェックしてみてください。