タクシーといえば、通常は駅前の乗り場から乗車し、目的地を口頭で伝え、到着した際に走行距離に準じた料金を支払うという認識がほとんどかと思います。
タクシーが到底通らないような場所では「配車」してもらう方法があり、タクシー会社に連絡することで、最寄りの配車センターより、タクシーを呼び寄せることが可能です。
スマホが普及している近年、タクシー会社もネットで調べることができ、電話番号も簡単にわかるでしょう。
しかし、タクシー会社も複数あるため、そもそもどこのを呼べば良いのか、また、現在地に一番早く来てくれるタクシーはどれか、なんて悩んだ経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そんなタクシー配車において、非常に便利なのが「タクシー配車アプリ」と呼ばれるものです。
まさに、新世代のタクシー活用法とも言うべきこれらのアプリは、誰でも簡単かつ、いち早く自分の元にタクシーを呼び寄せることが可能なサービスです。
タクシー配車アプリは数年前からじわじわと人気を伸ばし、今では街中を通るタクシーのほとんどにアプリの広告が貼られるほどです。
今回はそんな便利アプリたちから選りすぐりのものを紹介してみようかと思います。
目次
タクシーを最安で呼ぶ方法
タクシー配車アプリは、基本的にはどのアプリも大きな差がないですが、対応しているエリアや決済方法、タクシーが到着するまでのレスポンスなどが人気に直結しているようです。
しかし、一番大事なのはやはり「安さ」でしょう。
もちろんどのアプリを使っても、なんだかんだタクシーは自分の元に来てくれ、目的の地点まで連れていってくれます。
そんな中で「安さ」を争点として見た場合、今回紹介のアプリたちのランキングとしては以下のようになりました。
基準として初回利用で、1メーター乗車した場合を算出しております
1位:DiDi
クーポン使用(1,000円)で0円!
上記クーポンを使わずとも、現行のPayPay半額クーポンを使えば、19時以降の迎車料金無料時間であれば、1メーター410円で乗車できてしまいます。
クーポンも多くの種類があり、ネットなどでも簡単に取得できるものが多いのもオススメポイントでしょう。
[didiapp]- クーポンコード:KUWBP7NH
2位:GO
初回限定クーポン500円割引
GOは新規登録で500円クーポンが配布されます。
「GO」対応のタクシーも非常に多く、配車にかかる時間も非常に短く価格、使い勝手で最強の配車アプリです。
[movtaxi]3位:Uber
クーポン使用(2,000円)で高級ハイヤーが0円!(都内で利用)
ハイヤーとなるため、通常のタクシー会社の配車とは異なりますが、2,000円という大盤振る舞いのクーポンのおかげで、無料で利用できてしまいます。
また、タクシー会社からの迎車でないため、配車料金はかかりません。
なお、深夜料金もかかることがありませんが、Uberでは「ピーク料金」という独特のシステムがあります。
混雑時に配車を希望することでアプリに「ピーク料金となりますが大丈夫でしょうか」と表示され、通常の1.2倍の料金がかかることになります。
またキャンセル料金が1,029円一律でかかるなど、多少ルールが相違する部分があるため、要注意です。
- クーポンコード:kst58a
詳細はこちら
タクシーを無料で乗り放題にする裏技|配車アプリ「Uber Taxi」を使う
4位:フルクル
通常のタクシーと変わらず810円
上記でも説明しましたが、迎車しているわけでもなく、タクシーとのマッチングを助けたのみとなるため、通常の乗車料金と何も変わりません。
タクシー配車アプリの詳細解説
以降で詳細にアプリのスペックを解説します。
DiDi
中国の大手交通会社「滴滴出行」が手がけるアプリで、日本ではソフトバンクと共同で事業展開をしています。
ソフトバンクと提携しているため、PayPayで支払いができるという強みを持っており、今後の展開が期待できるアプリです。
何よりPayPay側のキャンペーンの恩恵も受けられる可能性もあり、ダブルでお得感があるところも注目です。
特徴的な機能として「タクシードライバーが見つけやすいオススメポイント」を自動で補正してくれていて、乗車地点をある程度絞ることで利用者の悩む点を軽減してくれています。
アプリのアナウンスも「ドライバーとマッチング」という言葉を用いており、なんとなく「タクシーが来てくれる」という感覚ではなく、「ドライバーが自分を見つけてくれる」という感覚を得られるため、ドライバーとの距離感を縮めてくれて、乗車時のコミュニケーションをスムーズにしてくれます。
- クーポン:初回配車のみ1,000円割引※友達紹介で1,000円割引や、PayPay支払いで半額クーポンなど他多数あり
- エリアの広さ:国内13都市(大阪・京都・兵庫・東京・群馬・埼玉・千葉・北海道・青森・秋田・宮城・新潟・愛知・広島・山口・福岡・大分・沖縄)
- 使いやすさ:行き先を入力するだけですぐ呼べる
- タクシーの捕まえやすさ・配車スピード:平均5分ほど(早いところだと1分以内)
- 決済方法:車内決済・PayPay決済・クレジットカード・デビットカード
クーポンコード:KUWBP7NH
[didiapp]
GO
大手IT企業のDeNAが手がけるアプリで、使い勝手の良さやクーポンなどのサービス面で高評価を得ているアプリです。
関東圏の90社以上のタクシー会社と提携しており、今後も全国へ向け拡大を予定しており注目度は高いです。
また、夏に運行していた車内温度を極限まで冷やした「めちゃ冷えタクシー」や、イトーヨーカドーで買い物をするとタクシーのクーポンがもらえるキャンペーンなど、他社とのコラボが頻繁に行われている点も特徴的です。
他のアプリに追随を許さない点としては、迎車してからの到着の速さで、アプリで呼んでからタクシーが到着するまで、平均4分28秒という公式のアナウンスがあります。
すぐに来てくれて、お得なクーポンも多いので、少し不慣れな場所に遠出した時などに使いやすいアプリでしょう。
- エリアの広さ:東京・神奈川・京都・大阪
- 使いやすさ:地図からタップして乗車地点と行き先を入力
- タクシーの捕まえやすさ・配車スピード:平均4分ほど(早いところだと1分)
- 決済方法:車内決済・クレジットカード
Uber
アメリカでは知らない人はいないと言われるほどの大企業が手がけるアプリです。
世界70カ国450都市以上で展開してきたノウハウはさすがと言うべきもので、日本でも東京都心を始め、複数の県にて協業が発表されています。
近年流行りの「Uber Eats」で知っている人も多いかも知れませんが、同じ会社が提供する配車アプリとしての「Uber」が本アプリです。
特徴としては、タクシー会社との連携ではなく、個人タクシーとの連携がメインというところ。
「Uber Eats」もそうですが、Uberのサービス体制は、元よりあるデリバリーサービスをしている企業との提携ではなく、あくまで個人事業主を雇い入れる運営方法が目立ちます。
タクシーにおいても例外ではなく、乗客用とドライバー用のアプリが別に用意されています。
審査が通り、Uber公式のタクシードライバーとして認められれば、専用のタクシーが会社から用意されるようです。
しかしながら、海外複数の都市で、ごく一般的な「配車サービス」として人気を博しているUberは、日本では法規制の壁により、イマイチ流行っていません。
平たく言えば日本では一般乗用車によるタクシーサービス行為が禁止されているためでしょう。
saki
現在、東京以外の都市でタクシー会社と提携し「Uber Taxi」を展開、東京都内では正式に許諾を受けている個人事業主の方が運転される「ハイヤー」と呼ばれる少し高級な客車を呼ぶことが出来る、「Uber Black」があります。
- クーポン:一回のみ2,000円割引
- エリアの広さ:東京をはじめとした国内10都市(福岡・福島・広島・兵庫・京都・愛知・大阪・宮城・神奈川・東京)
- 使いやすさ:行き先を入力し、車種を選択し予約
- タクシーの捕まえやすさ・配車スピード(Uber Black):ハイヤーだと平均30分ほど(早いところだと10分)
- 決済方法:車内決済・クレジットカード・デビットカード
クーポンコード:kst58a
[uberapp]
フルクル
最近、すごい勢いで知名度を上げてきている一風変わったアプリで、道中でタクシーを捕まえることをメインとしており、現時点では他のアプリに備わっている迎車機能がありません。
平たくいえば、手を振ってタクシを止めるという行為を助けてくれるアプリです。
「そんなの、普通に手を振ってタクシー停めればいいじゃん」と思いますが、このアプリはその「手を振ってタクシーを停める」という行為を補助する目的があります。
アプリを起動しスマホを振ることで、半径500m以内にいるタクシーのカーナビに、「タクシーを待っている人がここにいる」と知らせることができるのです。
もちろん近くにいるタクシーを呼び止めただけなので「迎車料金」はかからず、まさしく「手を振って呼び止めただけ」となります。
そのため、お客さんを探すタクシーの「ドライバー」と、タクシーを探す「乗客」のマッチングアプリとも呼ばれます。
デメリットとしてはアプリを使ったからといって、必ず自分の元にタクシーが来る保証がないということ。
その代わりに予約したわけでもなく、迎車したわけでもないため、双方に責任が生まれないという「緩い」アプリとなります。
- クーポン:なし
- エリアの広さ:東京23区(一部を除く)・武蔵野市・三鷹市
- 使いやすさ:登録も不要かつ、呼びたい場所で振るだけ
- タクシーの捕まえやすさ・配車スピード:必ず来る保証がなく、スピードはまちまち
- 決済方法:アプリ特有の支払方法はなし(通常のタクシー乗車と変わらず)
まとめ
オリンピックなどを控える日本にとって、今後のタクシー需要も上がる中、タクシー配車アプリは、ますます生活に浸透してくる可能性があります。
「Uber」や「DiDi」などの海外で人気を得ている企業も多数参入してきており、日本の既存アプリも負けていられないと言った雰囲気があり、今後の動向に目を離せない業界かも知れません。