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Motion5の使い方|YouTube用の動画作成目線で解説

Youtubeの動画編集をしていると、自分の思ったようにオブジェクトや画像、テキストを動かしたいなぁと思ったことはありませんか。

Motion5であれば、自分のイメージ通りの動きを表現した動画を作ることが出来ます。

一般的な動画編集ソフトは既成の動画に対してカット編集やテロップを追加することになりますので、1から動画を作る機能は備わっていません。

Youtubeでオリジナリティのある動画を作るにはMotion5のようなモーショングラフィックソフトは必須なので、是非この機会に使い方をマスターしましょう。

本記事ではMotion5の基本的な使い方として以下の手順をご紹介したいと思います。

1.起動方法
2.プロジェクト作成方法
3.素材のインポート方法
4.図形、テキスト挿入方法
5.作成したモーションの書き出し方法

上記のステップになります。
別記事でのご紹介になりますが、Youtube用のイントロを作成する為に必要なMotion5の使い方になりますので、体に染み付くまで反復して覚えて頂ければと思います。

Motion5とは

もしかしたらMotion5を知らない人もいらっしゃるかもしれないので、さらっとご紹介しておきます。Motion5はApple社が販売しているモーショングラフィックソフトになりますので、MacOS専用のソフトになります。

似たような機能を持ったソフトで有名なのはAdobeのAfter Effectsがあります。

Motion5は高機能な割に買い切りソフトで6,000円程度で購入出来るので、コストを抑えてモーショングラフィックソフトを手に入れたいならおすすめのソフトになります。

motion5レビュー|YouTube動画用のモーショングラフィックソフト目線で詳細解説

インストール方法

Motion5のインストールは非常に簡単です。

以下のステップになります。

①MacパソコンにてApp Storeを起動する
②検索窓で「Motion5」と入力後、検索を実施する
③Motion5が表示されますので、「¥6,100」と表示されているボタンをクリック
④「APPで購入」という表示に変わりますので、もう一度クリック
⑤ユーザ認証が求められるので情報を入力する
⑥ダウンロード・インストール処理が実行されるので、しばらく待つ
⑦インストール完了後、アプリケーションに「Motion5」が表示されていれば完了

上記の手順でインストール作業は完了します。
実際やって頂くと分かりますが、めちゃくちゃ簡単です。

ここでつまずく部分は無いので、サクッとインストールしてしまいましょう。

Youtube用のイントロ作成におけるMotion5の基本的な使い方

この章では実際にMotionの画面を起動してイントロ作成などモーションファイルを書き出すまでの具体的な使い方をご紹介します。

実際にモーショングラフィックスを作る部分は別記事で詳しくご紹介したいと思いますので本手順ではMotionを扱う「手順」を流れベースご紹介していきます。

概要は以下になります。

1.起動方法
2.プロジェクト作成方法
3.素材のインポート方法
4.図形、テキスト挿入方法
5.作成したモーションの書き出し方法

では、一つずつ詳しく手順をご説明しています。

起動方法

まずはMotion5の起動方法からです。

Motion5のショートカットをクリックします。

以下の画面がMotion5の起動時画面になります。

以上がMotion5の起動方法になります。

プロジェクト作成方法

続いてMotion5のプロジェクト作成方法になります。

Motion5で動画を作成する場合、必ずプロジェクトから作成する必要があります。

ここでは最もよく使う「Motion5プロジェクト」の作成方法をご紹介します。

まず画面右枠に表示されている動画設定項目「プリセット」、「フレームレイト」、「継続時間」の3項目を設定する必要ありますので、プロジェクトに合った設定を選んで下さい。

プロジェクトブラウザから「Motion5プロジェクト」を選択後「開く」をクリックして下さい。

以下のような画面が表示されたらプロジェクト作成は完了です。

この時点だとプロジェクトが保存されておらず、「名称未項目」となっているので一度プロジェクトを保存しておきましょう。「Command+s」をクリックして下さい。
以下の画面が表示されます。

任意場所に任意の名称でプロジェクトを保存して下さい。プロジェクト単位で保存場所が異なると管理が難しくなるので、1つMotion5用のフォルダを作成した方がいいと思います。

今回はデスクトップに「Motion5格納場所」というフォルダを作成し、「テストMotion5プロジェクト」で保存します。

指定した箇所にプロジェクトファイルが作成されていれば完了です。

以上でプロジェクト作成手順は完了です。

素材のインポート方法

続いて素材のインポート方法になります。

プロジェクトを作成した時点では空っぽのフォルダがあるだけの状態なので編集素材を投入していきます。

Motion5では画像や動画ファイル、音声ファイルなど様々なファイルをインポートすることが可能です。

Motion5で以下の画面のようにプロジェクト作成が完了した状態にして下さい。

「Command+i」を押して下さい。以下のような画面が表示されます。

編集に使用したい動画ファイルや画像、音声ファイルを選択後、「読み込む」をクリックして下さい。

選択した素材がプロジェクトに取り込まれたことを確認して下さい。

以上が素材のインポート方法手順になります。

図形、テキスト挿入方法

素材のインポートが完了したら素材に対して図形やテキストを挿入していきます。

Motion5には標準で様々な図形が用意されているので、任意の図形を選択して下さい。

赤枠内の「ライブラリ」を選択します。

「シェイプ」を選択して下さい。

シェイプから任意の図形を選択して下さい。ここでは四角形の図形を選択します。

選択した状態でプロジェクトにドラックして下さい。

以下のように素材にドラックした四角形の図形が挿入されていれば完了です。

次にテキストの挿入方法です。
赤枠の「T」がテキストになりますのでクリックして下さい。

「T」が青色に反転しますので、編集画面上でクリックして下さい。
プロジェクトにテキストオブジェクトが作成されます。

テキストを選択した状態で「インスペクタ」⇨「テキスト」⇨「フォーマット」の順番で展開していきます。フォーマット設定項目に「テキスト」がありますので、任意の文字列を入力して下さい。ここでは「テスト」と入力しておきます。

そうすると、編集画面上にも「テスト」と表示されます。
以上が図形、テキスト挿入方法になります。

作成したモーションの書き出し方法

最後は作成したファイルを書き出す手順になります。

赤枠内の「共有」ボタンをクリックして下さい。

いくつかメニューが表示されますので、「ムービーを書き出す」を選択して下さい。

ムービーを書き出す画面が表示されます。ここで書き出す時の細かな設定を変更することが出来ますが、今回の手順ではそのまま「次へ」をクリックして下さい。

保存先を指定する必要があるので、任意の場所を選択後「保存」をクリックして下さい。

書き出し処理が完了すると、デフォルトではQuickTimeが起動しますのでイメージ通りの動画になっているか確認します。

手順は以上になりますが、いかがでしょうか。

最初は画面が複数に分かれていたり、設定出来る項目が多いので迷うと思いますが、実際によく使用する機能は限られていますし、使っていくうちに慣れてくるので徐々に出来る事を増やしていきましょう。

Motionで作成した動画をFinalCutProXに即時連携する方法

この機能はFinalCutProXを持っている場合に限定されますが、Motion5はFinalCutProXと高い親和性があるので、Motion5で作成した動画をそのままFinalCutProXで連携して使用することが可能です。

手順も簡単でFinalCutProXを持っていれば以下のステップになります。

ファイル⇨別名で保存の順番でクリックします。

任意のテンプレート名を入力後「公開」をクリックして下さい。

FinalCutProを起動して、作成したテンプレートが表示されていることを確認して下さい。

Motion初心者が操作でつまずくポイント

以下に私がMotion5を使用し始めた頃につまずいたポイントになります。

尚、Motion5のバージョンによっては画面レイアウトが変更になったり、機能変更がされている可能性があるので、その点は注意して下さい。

ちなみに本記事を書いている時点でのMotion5のバージョンは「Motion 5.4」となります。

レイヤー管理されているから配置に注意

1つ目はレイヤー管理されている点です。Motion5は複数のオブジェクトや画像を多段的に表示させることが出来るので、仕組みレイヤー管理がされています。

つまり、ある2つのオブジェクトが重なって表示されている場合、レイヤー上一番前面に設定されているオブジェクトが優先的に表示されるので注意して下さい。

グリッドを出す方法が分からない

Motion5の編集画面でテキストを複数行表示させるケースがあると思いますが、1行目と2行目の左端を揃えたい時ってありますよね。

Motion5は標準では自由度が高い設定になっているのでグリッドは非表示になっています。

なので各行を揃えたり、オブジェクトを規則的に配置したい場合に苦労する場合があります。

個人的にはグリッドが表示された方が綺麗にオブジェクトやテキストを配置出来ると思いますので、以下の手順でグリッドを表示することをおすすめします。

表示のグリットをクリックして下さい

以下の様にグリッドが表示されていることを確認して下さい

動画時間を変更したい

新規でモーショングラフィックスを作成する際、Youtubeのイントロなので10秒くらいの動画作りたいなぁと思っていたにも関わらず、プロジェクト作成時に誤って5分の動画設定にしていた場合、動画時間を変更したいケースなどがあると思います。

意外にどこで変更すればいいのか迷ったので手順をご紹介しておきます。

編集⇨プロジェクト情報をクリックして下さい。

継続時間を10秒に変更して下さい。ポイントは10秒に変更後エンタキーを押下することです。

まとめ

ここまで読んで頂きありがとうございました。

Motion5は低価格の割に多くの機能を実装しているので、基本的な使い方をまずは抑えて手順を確認しなくても一通りの操作が慣れてから、色々挑戦した方がいいと思います。

いきなりあれもこれも手を出しても中途半端な状態で何が出来ていて何が出来ていないのか分からない状況になるとやる気をなくしてしまいますからね。

Motion5でYoutubeのイントロ作成が出来るようになると、他の動画と差別化することが出来ますので是非チャレンジしてみて下さい。

また、実際のYoutubeのイントロ作成手順はこちらの記事でご紹介していますので、気になる方はこちらも読んでみて下さい。

Motion5でYouTube動画のイントロを作成する方法