「アプリのやり取りに疲れた」「自分のセクシュアリティに自信が持てない」──
そんな悩みを抱えるレズビアンやバイセクシュアル女性にとって、信頼できる出会いの場を見つけることは簡単ではありません。私もその一人でした。
今回は、そんな私が実際に利用して“人生が前に進み始めた”と感じたレズビアン向け結婚相談サービス「リザライ(レズ版)」について、体験談をもとに詳しくご紹介します。
カウンセラーとの出会いから、実際に紹介された女性とのリアルなエピソード、さらに他の利用者たちの貴重な声まで──
「ただ恋人が欲しい」ではなく、「自分らしく誰かと向き合いたい」と願う方へ、ぜひ知っていただきたい内容をまとめました。
この記事が、あなたが“一歩を踏み出すきっかけ”になれば幸いです。
目次
リザライ(レズ版)とは|レズビアン女性のための本格的な結婚相談サービス
「リザライ(レズビアン版)」は、レズビアン女性のための本格的な結婚相談サービスです。多くのマッチングアプリが恋活・友達探し中心なのに対し、リザライは“生涯のパートナー探し”をサポートすることを明確に掲げています。
一番の特徴は「手動マッチング」
アプリのようなアルゴリズム任せではなく、専門カウンセラーが一人ひとりと向き合いながら、お相手を紹介してくれるというスタイル。紹介は月に1〜3人と少数ですが、量より質を重視し、性格・価値観・将来像のマッチ度を大切にしています。
ユーザー層は20代後半〜40代中心
リザライは「婚活」「人生のパートナー探し」が主軸のため、ユーザーも恋愛経験は浅くても、真剣な交際を望む女性が多い印象です。実際に私が出会った方たちも「今までアプリでうまくいかなかった」「同性同士の未来を本気で考えたい」という共通点がありました。
対面+オンラインのハイブリッド形式
東京・大阪にはオフィスがありますが、地方在住者でもZoomでの面談・紹介が可能。実際、私は地方からオンライン利用しましたが、対面と変わらない丁寧なヒアリングとサポートを受けられました。
セクシャリティに寄り添った空間
特筆すべきは、「LGBTQ+フレンドリー」ではなくLGBTQ+当事者に特化しているという点。カウンセラーの多くも当事者や理解者であり、恋愛・結婚にまつわる悩みや不安を「わかってくれる」安心感が段違いでした。
アプリと何が違うの?
項目 | リザライ(レズ版) | 一般的なアプリ |
---|---|---|
マッチング | 手動(カウンセラー) | 自動(スワイプ) |
対応 | 1対1で個別サポート | チャット・AI中心 |
信頼性 | 本人確認・面談あり | 簡易認証のみの場合も |
出会いの質 | 結婚・同棲など長期的視野 | 恋活・遊び中心の傾向 |
今の時代、LGBTQ当事者が安心して婚活できる環境は貴重。だからこそ、このサービスの存在は、出会いに悩む私たちにとって大きな選択肢のひとつになると実感しています。
無料カウンセリング|想像以上に“親身”だった対応
リザライ(レズ版)を知ったきっかけはSNSの口コミでした。「恋愛経験がなくてもOK」「本気で寄り添ってくれる」という言葉に半信半疑ながらも、まずは“無料カウンセリング”に申し込んでみることに。
オンラインでのカウンセリングは、Zoomを利用。画面越しに登場したのは、落ち着いた雰囲気の女性カウンセラーさん。最初の挨拶からして、まるで昔からの知人のようなあたたかさを感じました。
カウンセリングの内容はこんな感じ
なぜ今、パートナーが欲しいと思ったのか
過去の恋愛経験の有無(なくてもOK)
自分が「どんな関係性」を理想としているか
今まで同性との出会いで感じた葛藤や悩み
将来的に結婚や同居を考えているか
など、非常にパーソナルな部分まで丁寧に聞き取ってくれました。
驚いたのは、こちらが言葉に詰まっても、急かすことなく、相手のペースに合わせて進めてくれる姿勢。しかも、「それはとても自然な気持ちですよ」「たくさん悩んでこられたんですね」と、こちらの背景に理解を示しながら進めてくれるのです。
「話すだけで、救われた」そんな時間だった
私はこのカウンセリングを通して、「自分のことを、否定せずに、丸ごと受け止めてくれる人がここにいる」と感じることができました。
普段は人に言えないような“性の悩み”や“将来への不安”も、包み隠さず打ち明けられる、そんな空気が自然とできていたんです。
たとえば、
「レズビアンとして生きるのに自信が持てなくて…」と話したとき、
「自信なんて、最初から持ってる人なんていませんよ。一緒に“探していく”場にできたら嬉しいです」と返してくれた言葉。
あの一言で、私は入会を決めたようなものでした。
強引な勧誘ゼロ。むしろ“背中を押してくれる”
一般的な結婚相談所だと「今すぐ入会しませんか?」という空気になりそうなところですが、リザライではそういったプレッシャーは一切なし。
むしろ、
「無理に決めなくて大丈夫です。よかったらマッチング体験だけでも受けてみてくださいね」
と、本当に“相談”の場として設計されていることがよくわかりました。
「話すだけで気持ちが軽くなった」
「否定されない空間って、こういうことか」
「“恋愛したい”って思える自分を取り戻せた」
こんな感覚を得られたのは、他のどのサービスでもなかったことです。
無料カウンセリングというより、「セクシュアル・アイデンティティを受け止めてもらえる場所」だったというのが、正直な感想です。
たとえ入会しなくても、一度話してみる価値は本当にあると、今でも感じています。
実際に入会してみて|紹介ペースは月に2〜3人
無料カウンセリングの安心感が決め手となり、私はリザライ(レズビアン版)への入会を決意。申し込み手続きはオンラインでスムーズに完了し、翌週には担当カウンセラーから「プロフィール作成のアドバイス」や「ヒアリング内容の確認連絡」が届きました。
入会後のステップはこんな流れ
詳細プロフィールの作成(年齢・職業・趣味・価値観など)
顔写真の提出(加工やプリクラNG。自然体のもの)
本人確認書類と独身証明の提出
カウンセラーとの追加ヒアリング(Zoom)
ここまでが完了すると、マッチング準備が整い、いよいよ紹介がスタートします。
月に2〜3人、じっくり“会ってみたいと思える人”が届く
入会前に「少人数紹介」と聞いて不安もありましたが、結果としてこのペース感がちょうどよかったんです。
1週目:最初の紹介相手のプロフィールが届く
2週目:カウンセラーを通じてメッセージ交換の意思確認
3週目:オンライン or 対面で初対面
4週目:次の紹介相手について調整中…
こんなサイクルで、毎月2〜3人。焦らず、一人ひとりにしっかり向き合えるペースでした。
プロフィールには書かれていない“人柄”も伝えてくれる
たとえば、ある紹介時にはこんなメッセージが添えられていました。
「Aさんは文字ではクールに見えるかもしれませんが、実際はとても穏やかでやさしい方です。ご家族との関係性も丁寧に築かれていて、将来のことを真剣に考えています。」
このように、プロフィール文面では読み取れない“人柄”や“価値観”の補足があるのは、手動マッチングならではの魅力。アプリには絶対にない安心感でした。
マッチング後は、カウンセラーがやりとりをサポート
初回のメッセージ交換も、いきなり当人同士ではなく「カウンセラー経由でOKか確認 → お互い了承してから直接連絡へ」という流れなので、無理なく、安心してスタートできます。
初対面はZoom、または対面(お茶・ランチなど)でのカジュアルな顔合わせが推奨されており、変に堅苦しくないのも好印象でした。
料金の“紹介保証”も地味にありがたい
紹介がなかった月は、月会費がかからないシステムなのも良心的。
実際、私も一度「今月はお相手の条件が少し難航しておりまして…」と紹介がなかったことがありましたが、その月の請求はゼロでした。
無理やり人数合わせをせず、質の高いマッチングにこだわっていることが伝わる対応でした。
入会して感じたこと
「アプリのような大量紹介」ではなく、「一人ずつ丁寧に選ばれている」実感があった
紹介ごとにカウンセラーの補足コメントがあり、相手に対する信頼感が高まる
メール・Zoom・LINE通話なども柔軟に対応してくれて、やりとりしやすい
このリズムだからこそ、感情の消耗なく、前向きに出会いを続けられるのだと、使ってみて実感しました。
実際に会ったお相手|Sさん(36歳・介護福祉士)
リザライに入会して2ヶ月目。カウンセラーさんから「とても穏やかで、内面重視の方です」と紹介されたのが、Sさんでした。
職業は介護福祉士。関西エリアにお住まいで、仕事柄、平日は忙しいものの、休日にはオンラインでの顔合わせが可能ということで、まずはZoomでお話することに。
Zoomで顔を合わせた瞬間、Sさんは少し緊張した様子で「はじめまして」と微笑んでくれました。カメラ越しでも伝わるそのやさしさに、こちらも緊張がほぐれたのを覚えています。
最初は趣味の話からスタート。ガーデニングとミステリー小説が好きというSさん。私の映画好きとも話が合って、「今度オンラインで一緒に観てみる?」と盛り上がる場面もありました。
何より印象的だったのは、「自分の生き方」について自然体で話してくれたこと。
「カミングアウトは、必要な人にだけできればいいと思ってます。無理しないで自分らしく、が一番大事やから」
この言葉に、私は一気に心を許しました。
2回目はリアル対面。京都での静かな時間
オンラインで2回ほどやりとりした後、Sさんの提案で京都でお茶をすることに。
待ち合わせは京都駅。落ち着いた喫茶店で並んで座りながら話すうちに、画面越しでは気づけなかった細やかな気遣いや所作に、さらに好感を抱きました。
・席を譲る動作が自然
・話すときは必ず目を見てくれる
・相手を否定せず、じっくり聞いてくれる
そんな姿勢に、「この人とは時間をかけて、もっといろんな話をしていきたい」と思えたのです。
出会って気づいた、“安心できる”ということの大切さ
Sさんと過ごした数時間のなかで、特別に盛り上がる話題があったわけではありません。
でも、気を張らずに話せたこと、その場の沈黙すら心地よかったこと──
それが、私にとってはとても大きな出会いの意味を持っていました。
「恋愛=ドキドキ」だけではない、
「この人となら、何も話さなくても大丈夫かもしれない」と思えるような安心感。
それを感じられたのが、Sさんとの出会いでした。
アプリでは、おそらく出会えていなかったと思います。
Sさんのようなタイプは、プロフィール写真では目立たず、メッセージも控えめ。でも、リザライのカウンセラーが「あなたと合いそう」と丁寧にマッチングしてくれたことで、初めて繋がることができました。
機械的な「いいね」では生まれない出会い──
それが、リザライの“人を見て選ぶ”マッチングだからこそ実現できたのだと、今では確信しています。
3ヶ月後、Sさんと“パートナーとしての交際”がスタート
リザライを通じて出会ったSさんとの関係は、最初からどこか“空気が合う”感覚がありました。
ただ、お互いに慎重派。恋愛経験も豊富ではなかったので、関係を急ぐことはせず、3ヶ月という時間をかけて、少しずつ信頼を積み重ねていくような形でした。
Zoom、LINE、お互いの地元でのカフェデート…。週1ペースで会話を重ねるうちに、私たちは「何気ない日常」を共有できる関係になっていました。
ある日、LINEでSさんがふと送ってくれた一言──
「この前あなたが紹介してくれた映画、すごく良かった。今度はこっちのおすすめも観てほしいな」
そのさりげない“共有したい”という気持ちに、私の心がじわりとあたたかくなったのを覚えています。
交際を決めるきっかけとなったのは、関西近郊での2泊3日の旅行でした。
温泉旅館に泊まりながら、他愛のない話をして、静かな夜を一緒に過ごして…「この人と一緒なら、自然体でいられる」と感じたあの時間が、私の中の確信へと変わった瞬間でした。
最終日の朝、チェックアウト前に近くの神社を歩いているとき、私からふと口にした言葉。
「もしよかったら…これから、恋人として付き合ってみませんか?」
Sさんは笑ってうなずいてくれました。
私たちの交際は、華やかさや刺激よりも、“安心感と尊重”がベースになっています。
「どちらがリードする」というより、常に対等
無理に恋愛っぽさを求めず、お互いの生活やペースを大事に
不安や違和感はため込まず、正直に話し合う習慣
Sさんとは、「恋愛ってこうあるべき」という固定観念を壊してくれる関係性を築けています。
リザライがくれたのは、“本当の意味での安心感”
アプリでスワイプを続けていたときは、「もっといい人がいるかも」という不安や焦りが常につきまとっていました。でも、リザライでは「この人と向き合ってみよう」と思える出会いを、時間をかけて届けてくれます。
そして何より、カウンセラーが見守ってくれている安心感が、私たちの関係を支えてくれているのです。
交際をスタートした後も、時折カウンセラーからメッセージが届きます。
「その後、おふたりはいかがですか?何か不安なことがあれば、いつでもご相談くださいね。」
この一言に、何度救われたことか。
Sさんとの交際は、恋愛というよりも、人と人生をゆっくり築いていく喜びそのもの。
それは、ひとりでアプリを使っていたら、きっと得られなかった感覚です。
「恋愛に自信がない」「恋人よりも、人生を一緒に考えられる相手が欲しい」
そんな思いがあるなら──リザライでの出会いは、きっとあなたにも新しい扉を開いてくれるはずです。
他のレズビアン向けアプリとの違い
比較項目 | リザライ | 一般アプリ(例:Wアプリなど) |
---|---|---|
マッチング方法 | 手動(スタッフによる紹介) | 自動(スワイプ方式) |
真剣度 | 高い(婚活・パートナー探し) | まちまち(恋活〜友達まで) |
対応の手厚さ | 高(カウンセラー常駐) | ほぼなし |
安心感 | ◎(本人確認・面談) | △(業者・冷やかしも多い) |
「アプリ疲れしてしまった…」という人にこそ、この“人と人をつなぐ”スタイルの温かさは響くのではないかと思います。
他利用者の体験談・口コミ
Aさん(34歳・公立中学校教員・関西在住)
私はこれまで、「レズビアンとして恋愛をしたい」という思いはありながらも、仕事や世間体を理由に長く“自分に嘘をついて”生きてきました。
教師という職業柄、保護者や生徒との関係性もあり、カミングアウトなどはとても考えられず、プライベートでは恋愛に踏み出せずにいたんです。
そんな中で見つけたのがリザライでした。
当初は「こういうサービスに登録する自分って、どうなんだろう」とためらいもありましたが、サイトに書かれていた“人と人の間に立ってくれる”という言葉に惹かれ、無料カウンセリングを受けてみることに。
Zoomでのカウンセリングでは、担当の方が「教師としての立場も、LGBTQとしての気持ちも、どちらも大切にできますよ」と言ってくださって…。
初めて“否定されない場所”に出会えた気がしました。
入会後は、月に2人ほど紹介を受け、3人目に出会ったのがKさん(年下の医療関係職)。
最初の印象は、「すごく落ち着いた人だな」。
でも、メッセージを重ねるうちに、彼女がどれだけ人の気持ちに寄り添える人かが分かってきて、「この人なら私の“秘密”も受け止めてくれるかもしれない」と感じるようになりました。
実際に会ってからも、無理に距離を詰めず、私のペースに合わせてくれて、3ヶ月後にはお付き合いをスタート。
彼女は今も“私が教師であること”も、“恋愛に不器用なこと”も、全部受け入れてくれています。
アプリではきっと出会えなかった、「肩書き」や「性格」を越えてつながれる人──
それを紹介してくれたリザライには、本当に感謝しています。
Bさん(43歳・会社員・東京在住・バイ寄りの未婚女性)
私は20代の頃から「自分はバイかもしれない」と思っていたのですが、気づけば40代。
これまで男性とのお付き合いは何度か経験してきたものの、どこか“しっくりこない”感覚がずっと残っていて…。
そんな中、SNSで「リザライはセクシュアリティがグラデーションな人にもやさしい」という投稿を見かけ、登録を検討し始めました。
正直、最初はかなり勇気がいりました。
「自分はレズビアンとは言い切れない。でも本当に女性と向き合ってみたい」
そんなグレーな思いを持った自分が入会していいのかと悩んでいたんです。
ですが、無料カウンセリングでその不安は一掃されました。
カウンセラーの方が真っ先に言ってくれたのは、
「レズビアンでなければいけない、なんてルールは一切ありませんよ。あなた自身の“今の気持ち”を大切にしましょう」
という言葉。その瞬間、私の中で何かがふっと軽くなったのを覚えています。
その後、リザライで紹介されたのは、都内在住の看護師さん。年齢は私より5歳年下の38歳。
女性との交際経験が豊富というわけではなく、むしろ「今からでも恋愛って始められるんでしょうか…」と不安そうに話していたのが印象的でした。
数回のやりとりを経て、週末のランチで初対面。
どちらも緊張していたけれど、話すうちに自然と笑いが増えていって、「また会いたい」と思える人でした。
結果として、その方とは現在“お友達以上・恋人未満”の関係ですが、お互いに人生の伴走者として支え合える関係が築けています。
リザライがくれたのは、恋人だけではなく「自分自身を認めるきっかけ」でした。
セクシュアリティに迷いや葛藤がある人ほど、このサービスの本当の価値がわかると思います。
まとめ|“自分らしい恋愛”を、安心して探せる場所がここにある
リザライ(レズビアン版)は、ただのマッチングサービスではありません。
「恋愛経験が少ない」「自分の性がはっきり言い切れない」「アプリでの出会いに疲れた」──
そんな“どこかに引っかかり”を感じている女性たちにとって、初めて安心して素直になれる場所だと、私は体感を通して実感しました。
実際に出会ったSさんとは、丁寧に時間を重ねた末に“恋人”という関係を築くことができ、今では週末にお互いの地元を訪れ合うような関係です。
また、他の利用者の声からも見えてきたのは、「セクシュアリティが定まっていなくてもいい」「ゆっくりでいい」という柔軟さと包容力。
誰かに恋をするという以前に、「誰かと関係を築く勇気を持てたこと」が、このサービスの最大の価値だと思います。
もし、今あなたが「本気で誰かと出会いたい」と願いながら、
その一歩が怖くて踏み出せないでいるなら──
リザライの無料カウンセリングを受けてみてください。
あなたの話を否定せず、ちゃんと向き合ってくれる人が、そこにはいます。
“わたしのままで愛されてもいい”
そんなふうに思える出会いが、きっとここにあります。