これからYouTuberを目指そうと思っている人多いのではないでしょうか。
最近は俳優やお笑い芸人などもYouTubeに参入してきているので、競争激化は避けられないですがまだまだジャンルを絞れば勝負出来そうですよね。
で、今回の本題ですがYouTubeの撮影は自分でやるけど、動画編集部分は時間が無いから他の人に依頼したいっていうケースってありますよね?
例えば副業でYouTubeをやってるなら本業の合間に動画撮影するのが精一杯で、動画編集時間をなかなか捻出出来ないと思います。
世の中的には他の人に動画編集をお願いするのはごくごく一般的になってきており、私自身も土動画編集の仕事もさせて頂いており「依頼される側」の人間です。
お客さんは企業の方もいらっしゃいますし、一個人の方もいらっしゃいます。
本記事では動画編集を依頼する方法として、
- 動画編集ってどこで依頼すればいいの?
- 動画編集依頼時に重要なポイントは?
- 動画編集者とスムーズな取引をする方法は?
など具体的な動画編集の依頼方法やコツをご紹介したいと思います。
実際に私が経験した内容ですので、少しはお役に立てるのではないでしょうか。
目次
動画編集を依頼する方法
まず、動画編集ってどこで依頼すればいいの?っという疑問にお答えすると大きく分けて3パターンあります。
- クラウドソージング
- SNS
- 現実社会
それぞれ掘り下げてご紹介しますね
クラウドソーシング
クラウドソーシングという言葉はご存じでしょうか。在宅ワークや副業をされている方ならご存知だと思いますが、ネット上で仕事を受注してメッセージや電話でやりとりをしてお仕事をする方式です。
ライターや動画編集者、プログラマーなどを対象をしたさまざまな業界の仕事が集まっているマッチングプラットフォームだと思って下さい。
クラウドソーシングはいくつかありますが、クラウドワークス、ランサーズ、ココナラなどが有名ですね。
ここでアカウント登録して、依頼したい仕事を登録しておけばスキルマッチした人から提案のメッセージが届くので、あなたの希望にあった方がいたらお仕事をお願いするイメージですね。
クラウドワークスもランサーズも日々たくさん動画編集を依頼する案件が発生しているのでいくつか案件を見て、案件情報の作り方を勉強して認識違いやスキルアンマッチが起きないように上手な案件作りを目指して下さい。
SNS
SNSをよく利用しているならFacebookやTwitterなどで動画編集を依頼するのも1つの方法です。
SNS上には動画編集が出来る優秀なクリエイターがたくさん存在しており、日々SNS上で動画編集依頼のメッセージがやりとりされています。
私もTwitter上で「動画編集出来ますよ!」っとアピールしていたらある日メッセージで「動画編集をお願いしたいのですが、相談に乗ってくれませんか?」という問い合わせをちらほら頂いていますし、実際お仕事に繋がったやりとりもあります。
あなたは動画編集を依頼する側だと思いますので、まずはFacebookやTwitterなどで動画編集をやっているアカウントをフォローしたり、直接商談してみてはいかがでしょうか。
現実社会
これは動画業界に属していたり、知り合いに動画編集者がいないと難しいかもしれませんが、現実社会のコミュニティで動画編集を依頼する方法です。
先ほどご紹介したクラウドソーシングやSNSは匿名アカウントでやりとりをしているので、突然音信普通になったり、品質の悪い動画が出来上がったりなどのリスクが考えられます。
しかし現実社会で対面でお付き合いのある方にご依頼出来れば信頼度は高いと思いますので安心して任せることが出来ますよね。
動画編集の例
次に実際に動画編集者に編集を依頼する時のポイントをご紹介したいと思います。
まずは以下のサンプル動画をご確認下さい。
★無編集の15秒動画のgif★
★10秒に編集した動画のgif★
上の動画が無編集時の動画で下の動画が編集後の動画です。
今回はサンプルになりますが、動画時間をカット編集により短縮してテロップを追加しています。
更に演出効果としては効果音やトランジション、エフェクトも使っています。
私は動画編集ソフトにFINAL CUTPROを使っていますが、上の動画のような編集は一般的な動画編集ソフトなら可能だと思います。
動画編集をうまく使いこなすことで様々な手法により元動画の雰囲気をガラリを変える力を持っているので是非優秀な動画編集者と出会って質の良いコンテンツ作りを目指していきたいですね。
依頼時に伝えておきたいこと
この章がが本記事で最も伝えたい部分なのでしっかり読み進めて欲しいですが、動画編集を編集者に依頼する時のポイントは以下5つです。
- 希望納期を伝える
- 動画編集の方向性の雰囲気がわかる動画を提示する
- カットポイントを指定(全体の尺を伝える)する
- 効果音のイメージを伝える
- サムネが必要か否か確認する
動画編集を依頼する場合、上記5つは全部重要ですので確実にチェックしておいて下さいね。
希望納期を伝える
動画編集を依頼する場合、もちろん技術的な依頼も必要なんですが最も重要なのは「いつまでに動画を編集して欲しいのか?」を明確に伝える事です。
実際にいつ完成でも問題ない場合は特に意識する必要はありませんが、希望の納期がある程度決まっているのであれば具体的な日付を提示して編集者の方と認識合わせをするようにしましょう。
1つ注意点は「余裕を持って納品日を決めること」です。
一度納品されてもチェックしてみたらイメージしていた動画と異なる部分が出てくるのはよくあることです。
何度か修正がある前提で納期を決めておいた方が安心だと思います。
動画編集の方向性の雰囲気がわかる動画を提示
納期の次に確認することとして重要なのが動画全体の雰囲気や方法性の認識合わせです。
ここが大きく異なっていると、出来上がった後に修正に時間がかかりますし、動画編集者さんの立場からすると「それは最初に言っておいてよ・・・」ってことだと思います。
また、あなたがイメージしている動画編集が思ったより複雑な作業で動画編集者さんのスキルと合わずやり方が分かりません・・・といった事態にもなりかねません。
なので、まず動画編集をお願いする最初のタイミングで全体的な動画の方向性を決めていくことが非常に重要です。
認識合わせ方法として一番手っ取り早いのが「既にアップされているYoutube動画をサンプルとして提示する」ことです。
言葉や画像で説明しても良いですが、動画の説明は動画で示した方が編集者もイメージしやすいと思います。
あなたがよく観ているYoutubeチャンネルで「こんな動画編集して欲しい」というチャンネルをいくつかピックアップして、動画編集者に共有しましょう。
例えば以下のURLでは、テロップは最小限の編集イメージですね
また、以下のURLの動画は基本的にしゃべっている内容は全てテロップになっており、効果音やアニメーションを豊富に使っています。
上記2つの例だけでも、同じ動画編集でも内容が全く異なることが分かると思います。
更に細かく指定したい場合は「この動画の〇〇部分と同じような編集をして欲しい」とか「この動画のBGMと同じような雰囲気のBGMでお願いします」など部分的に指定してオリジナリティのあ動画編集になる工夫をしていくことが大切ですね。
カットポイントを指定
動画編集の基本はカット編集です。
撮影動画の中にはしゃべっている人が嚙んでしまっていたりや変な「間」が空いてしまっている部分があると思います。
そういった部分は視聴者からすると違和感を感じて、動画から離脱してしまう原因になりかねません。
YouTuberの動画をいくつか視聴したことがあるなら分かると思いますが、動画の途中で適宜カット処理を行ってテンポの良い動画にしています。
どれくらい細かなカットにするのかはあなたの動画次第だと思いますが、動画編集者には目安は伝えてあげた方が認識間違いは少なくなると思います。
例えば以下のような指定方法です。
- 全体的に噛んでいる所や変な間をカットして〇分ぐらいに編集して下さい
- 〇分から〇分の動画は不要なので全カットでお願いします
- 特に指定はないですが、変な間はカットして下さい
等など。
具体的にカット部分を指定することで動画編集者も作業効率が上がって質の良い動画を作る要因にもなりますので、依頼する側も丁寧な依頼を心がけて下さいね。
効果音のイメージを伝える
動画で意外と重要な役割を果たしているのが、効果音やBGMなんですよね。
効果音はポイントで使うことで視聴者を惹きつけることが出来ますし、動画に適したBGMを使用することで動画の質を高める効果があります。
使ってほしい効果音を伝えるのが難しい場合は、動画編集者に音声ファイルを渡すのが一番手っ取り早いです。
最近ではネット上に著作権フリーの効果音やBGMがアップロードされているのでお金をかけたくない場合は、フリーの効果音をダウンロードして動画編集者に連携すれば編集時に対応してくれるはずです。
動画編集者側の立場からも具体的な効果音をもらっていた方が認識違いが発生しないので、余計な編集時間がかからずスムーズなやりとりが出来るので大変喜ばれると思いますよ。
サムネが必要か否か確認する
YouTubeで視聴者が動画を閲覧するか判断するのってタイトルももちろん重要なんですけど、サムネイル画像の出来栄えも重要です。
動画編集依頼時にもセット考えられているケースが多いですが、この点は依頼時十分に注意が必要です。
依頼者側は当然サムネイルも作業に含まれていると思っている可能性がありますが、依頼される側、つまり動画編集者側は「動画編集」と「サムネイル」作成は全く別物と考えています。
作業費用を見積もる際も「動画編集」のみの作業として費用を出しているので、もしサムネイルも同時にお願いしたいのなら、依頼時にしっかり明記して確認する必要があります。
当然お願いする時には別途費用がかかるケースがありますので、予算に見合った依頼が出来るように調整して下さい。
個人的におすすめなのは、動画編集は動画編集者にお願いしてサムネイル画像は別途イラストレーターに依頼することをおすすめします。
私自身も依頼された時にサムネイルも含まれていたら自分のスキル範囲内で作成はさせて頂きますが、専門のアプリケーションを使っているわけではないので、やはりクオリティは下がってしまいます。
Youtubeのサムネイルにこだわりたいのであれば、イラストレーターなどWEBデザインが得意な方に依頼することをおすすめします。
動画編集依頼がきて困ったこと
この章はちょっと動画編集者側の立場で体験談をご紹介したいと思いますが、こんな動画編集依頼がきて対応に困ったというケースがいくつかあったのでご紹介したいと思います。
あなたが今後動画編集を依頼する立場になるのであれば、是非参考にしてもらいたいと思います。
ポイントは動画編集者が困る動画編集依頼は動画編集者ももちろん困りますが、依頼者側も最終的に困ることになりますので、お互いWINWINの立場を目指していきたいですね。
依頼者のレスポンスが遅い
1つ目は「依頼者のレスポンスが遅い」パターンです。
クラウドソーシングなどで商談交渉する際に依頼者とやりとりをする時3日以上返信が無いケースが時々あり、対応に困る時があります。
動画編集の構成の質問をメッセージ等でやりとりしている時に連絡が無いと作業が先に進まず納期遅れの原因になります。
また商談交渉中に突然レスポンスが遅くなると作業スケジュールが立てられず、最悪の場合他の依頼者の作業を優先することになり、作業計画を変更する必要が出てくるケースもあります。
仮に連絡が遅くなるのであれば、せめて「何日後連絡します」など期限を決めたやりとりを心がけてもらえると編集作業もスムーズになり、納期遅れも未然に防ぐことが出来るかと思います。
日頃からメッセージのやりとりを疎かにいているなら、動画編集を依頼する場合は注意して下さいね。
編集依頼内容があいまい
もう1つが「編集依頼内容があいまい」なパターンです。
例えば、以下のような依頼方法です
- 必要に応じてカット編集をお願いします
- 可能なら効果音を付けて下さい
- 気になるところがあればテロップをお願いします
上記は「必要に応じて」とか「可能なら」とか「気になるところ」など主観的な判断を任されるので動画編集者の感性や性格に依存してしまいます。
本当にひどい依頼の場合は、編集用の動画ファイルが送られてきて、メッセージに一文「いい感じに編集して下さい」と書いてあるだけ。。
このような依頼方法だと、動画編集者が1からヒアリングをして編集イメージを確認していかないといけないので、非常に時間がかかり非効率です。
依頼者側も編集者側もお互い良いコンテンツを作ろうという気持ちは一緒だと思いますので、丸投げにせず、動画編集者がスムーズに作業着手出来るような環境を整えると双方にメリットがあると思います。
例えば、以下のような依頼の仕方です
- 噛んでる所や間が空いている部分をカットして10分以内に動画を納めて下さい
- 添付した画像と効果音を参考動画と同じように使用して編集して下さい。
- ご依頼したい編集は、カット、効果音、アニメーションでサムネイルは不要です。
上記のような依頼方法を組み合わせて、認識誤りが出来るだけないやりとりを心がけてほしいですね。
動画編集依頼文例(テンプレート)
さて、今までご紹介した動画編集の依頼方法、依頼時の注意点を踏まえて「こんな動画編集依頼をしたら失敗しないよ!」っていう文例をご紹介したいと思います。全て真似する必要はありませんが、このレベル感の意識が最低限必要だよっていうのが伝わると嬉しいです。
今回は例として、依頼時の構成は「タイトル」、「依頼概要」、「詳細」、「希望納期」、「補足」で構成します!
↓ここから
■タイトル
急募!10秒程度の動画編集依頼
■依頼概要
カット編集を行い、10秒程度の動画の編集をお願いします!
サムネイルは不要です
イメージは補足の参考URL動画と同じような編集でお願いします!
(念のために記載すると、カット、テロップ挿入、効果音、エフェクト、トランジション編集です。編集イメージは参考URLの動画になりますが、模倣では無く、オリジナリティのある編集でお願いします)
■詳細
・動画データは3シーンありますが、2つ目のシーンをカットして下さい。
・シーンとシーンの分け目が分かるようなトランジションをお願いします
・3つ目のシーンは中心が強調されるようなエフェクトをお願いします。
・テロップは動画下で黒色ベースでアウトラインは白でお願いします。
・効果音の素材データは正式に依頼決定後お渡しします!
■希望納期
2020年4月15日
■補足
参考URL:https://www.youtute.xxx.yyy.zzz
編集ソフトはFINALCUTPROでお願いします。
希望納期から遅れる場合は事前にご相談下さい。
その他、ご不明点があれば随時連絡をお願いします。
↑↑ここまで
その他
YouTubeの動画制作する上で、顔出しをするかどうかは非常に悩ましいところかと思います。
一方、顔出ししない場合は、その動画のアイデンティティが保てず、インパクトに欠け、オリジナリティをどうしても出しにくいので、ファンが付きづらい欠点があります。
その際におすすめなのが、IRIAM (イリアム)というアプリです。
IRIAM (イリアム)はイラストから動的に動くキャラクターを無料で作成するアプリで、顔出ししたくないけど、動画にアイデンティティを持たせたい場合にぜひ利用してみてください。
まとめ
ここまで読んで頂きありがとうございました。
動画編集を依頼する流れやコツをご紹介しましたが、読んでいるだけだと「なんかめんどくさそうだな・・」っと感じるかもしれませんが、それは最初だけです。
何度か同じようなやりとりを意識してやっていると、自然と出来るようになります。
結局、依頼する方も依頼される側の立場を理解していないと良い動画コンテンツは作れないと思いますので、もし依頼を丸投げするイメージを持っているならその考え方はいかにリスクが高いか本記事を読んで頂ければ分かってもらえたと思います。
これからYouTuberになるあなたにとって少しでも参考になれば嬉しいです。
フリーランスの方でファクタリングサービスを検討されている方はこちらもチェックしてみてください。