婚活アプリを数多く試してきた私が、最後にたどり着いたのが「feliz(フェリース)」でした。
大手マッチングアプリでは出会いの数こそ多いものの、「結婚を真剣に考えている相手」との温度差に疲れてしまうことも少なくありません。そんな中、“真剣な出会いに特化したアプリ”として注目を集めているのがfelizです。
この記事では、私が実際に2ヶ月間利用してみて感じたリアルな体験をまとめます。インストールに至ったきっかけ、プロフィール作成で得られた安心感、そして2人の女性と実際に会ってみて分かった“結婚観のすり合わせ”の大切さ。さらに、2ヶ月使って見えてきたメリット・デメリットまで赤裸々に語ります。
「felizって本当に出会えるの?」「他のアプリとどう違うの?」と疑問を持っている方に、利用者目線だからこそ分かる生の情報をお届けします。
目次
インストールのきっかけ
実を言うと、私が「feliz」をインストールしようと思ったのは、他のマッチングアプリに少し疲れてしまったからでした。
大手アプリでは確かに出会いの数は多いのですが、実際に会話してみると「なんとなく暇つぶし」「気軽な飲み友達が欲しい」といった温度感の相手が多く、結婚を意識した関係に発展するのはなかなか難しいと感じていました。プロフィール欄に「真剣な出会い希望」と書いていても、実際に会話すると結婚の話題になるとスッと距離を置かれることもあり、「自分が求めている場はここじゃないのかも」と思い始めていました。
そんなとき、ネットで婚活アプリの比較記事を読んでいた際に出会ったのが「feliz」でした。
「会員数は少ないが、婚活の真剣度が高い」というフレーズに惹かれ、気になって調べてみると、安全対策がしっかりしていて、運営側の“真面目な出会いを守ろう”という姿勢が伝わってきました。
また口コミの中に、「felizは“遊び目的の人が少ない”から安心」と書かれていたのも大きな決め手でした。これまで他アプリで何度も「真剣に話したいのに温度差がある」という経験をしてきたので、この点はかなり重要でした。
さらに私自身、20代後半に差し掛かり「そろそろ結婚を前提にした出会いが欲しい」という気持ちが強くなっていたタイミングでもありました。
大手アプリも引き続き使ってはいましたが、「本当に結婚に近づける出会いがあるのはどこだろう?」と模索していた中で、felizの“婚活特化”というコンセプトが、自分のニーズにぴったりだと直感したのです。
こうして「feliz」をインストールする決心がつきました。正直、会員数が少ないというデメリットは気になりましたが、数よりも質を求めたいと考えた私は「ここなら自分と同じ温度感の人に出会えるかもしれない」という期待感を込めて、登録をスタートしました。
プロフィール作成から感じた安心感
アプリをダウンロードして最初に驚いたのは、プロフィール入力がかなり詳細、かつ写真の登録に関しても、複数枚アップロード推奨で、顔写真だけでなく旅行や趣味の写真を設定している人が多かったのも安心感につながりました。アプリ側も「できるだけ人物が分かる写真を」とガイドしてくれるので、実際に使っていて“この人は信用できる”と思えるケースが多かったです。
さらにもう一つ良いと感じたのが、自己紹介文の充実度。文字数制限がゆったりしているので、趣味や仕事、価値観についてしっかり書き込む人が多く、こちらも相手を選ぶときに助かりました。逆に言えば「テキトーな人はすぐに分かる」仕組みになっているので、変に時間を浪費することもなく効率的です。
プロフィールを完成させたときに思ったのは、「これは“手間”というより“フィルター”なんだな」ということ。入力が細かい分、遊び半分の人は最初から弾かれる仕組みになっていて、結果的に“安心できる人だけが残る場”が作られていると実感しました。
2ヶ月間の利用体験|出会いの流れ
1人目|30歳看護師
1週目〜2週目:はじめての「いいね」交換
登録してすぐは正直「どのくらい反応があるのだろう?」と不安でした。会員数が大手アプリより少ないと聞いていたので、あまり期待はしていなかったのですが、実際には1週間で十数件の「いいね」を受け取りました。
驚いたのは、その多くがプロフィールをしっかり読んだ上で「いいね」してくれていること。メッセージ付きの「いいね」には「将来的に結婚を見据えている点に共感しました」「休日の過ごし方が似ていて惹かれました」と具体的に触れられていて、「本当にプロフィールを見てくれているんだ」と安心できました。
こちらからも5〜6名に「いいね」を送りましたが、半数以上とマッチング成立。大手アプリでは“いいねを送ってもスルー”が当たり前でしたが、felizは母数が少ない分、1件1件のマッチングが濃い印象を持ちました。
3週目〜4週目:落ち着いたメッセージ交換
マッチング後のやり取りは想像以上にスムーズでした。
最初の挨拶から「お互いの結婚観」に自然に話題が移っていくのは、他のアプリではなかなか経験できなかったことです。
例えば、ある方とは「結婚後も共働き希望か」「家事分担をどう考えているか」といった現実的な話題に触れられました。普通なら重く感じるテーマですが、felizでは「婚活前提」という共通認識があるので、むしろ話しやすかったです。
メッセージのやり取りもダラダラと長引くことはなく、1〜2週間で「一度会ってみませんか?」という流れになるのが自然でした。遊び目的が少ないからこそ、「いつ会うか」に話が進むスピードも早いように感じました。
段取り|“会うまで”の流れ
メッセージを2週間ほど重ね、価値観の土台が見えた段階で私から「よければ一度お茶でも」と提案しました。相手は30歳・看護師の方。夜勤のある仕事柄、すれ違いが起きやすいことは事前に聞いていたので、日中の短時間・駅直結のカフェをこちらから複数候補にして提示。
返信は早く、かつ具体的。「この日は夜勤明けだけど14時なら元気です」とリズムが見える返事で、当日イメージがクリアに。前日は“明日よろしくお願いします。無理せず、少しでも体調が崩れそうなら遠慮なく”とひと言添えて、相手のコンディションを最優先にしました。
準備メモ
・共通話題の“種”として、相手プロフィールにあった映画とコーヒーの最新ネタを1つずつ
・初対面は60〜90分の「短め設計」
・支払いや席の確保は私が先に動く(ただし割り勘提案にも柔軟)
当日|第一印象と最初の5分
待ち合わせは駅直結の見通しの良いカフェ。先に着いて席を押さえ、入口が見える場所をキープ。
入ってきた瞬間に分かる“清潔感”。プロフィール写真の印象そのまま、落ち着いたトーンのワンピースで、現場の人らしい身軽さも感じました。
最初の5分は、「時間帯の選び方、問題なかったですか?」から始めて、相手の体調とペースを最優先。アイスラテが届く頃には、緊張の角が取れて表情がほどけていくのが分かりました。
話題の組み立て|“婚活前提”でも重くならない
雑談→価値観→具体の順で深度を上げるのが、私の初対面の基本。felizはプロフィールが詳細なので、“いきなり土台の一致点”から入れるのが楽でした。
ウォームアップ(10分)
休日の過ごし方/最近観た映画/夜勤のルーティン
→相手の“生活のリズム”と“ストレス解消法”が自然に見える価値観の共有(20分)
結婚のタイミング感(「2〜3年内に」「良い人がいれば」など)
家事分担のイメージ(工程分担か、交代制か)
居住地の希望(職場アクセス最優先 or 環境重視)具体のすり合わせ(20分)
親との距離感/子ども観/お金の管理方法(完全合算/生活費折半/項目分担)
相手は「今の職場は続けたい」「家事はローテが安心」「将来は子どもが欲しいが体力次第」と、言葉の解像度が高い。この“具体性”は、プロフィール項目の細かさが土台にあるからこそ出てくると感じました。
プロフィール検証|“事前情報と現実”のズレ
初対面で毎回意識しているのが、“書いてあったこと”と“話してみた実感”の差分。
この方の場合、
「インドア寄り」とあったが、実際は自然のある街散歩が好き(軽アウトドアOK)
「家事は少し苦手」とあったが、料理は時短メニューが得意
「結婚時期は“良い人がいれば”」と書いていたが、実感値は“2年以内に”へアップデート中
プロフィールは“今の自分を切り取ったスナップ”。会話を通じて“動画化”されると、生活の持続可能性が立体的に見えてきます。ここが初対面の醍醐味。
小さなズレ|タイミングの非対称
唯一の大きめの論点は結婚タイミング。
私は「1年内に具体的な話ができると嬉しい」派。相手は「職場の人員体制が整う “2年後が理想”」。どちらが正しいではなく、“生活の畑”が違うだけ。
この時はジャッジを急がず、「半年後にもう一度この話をしよう」という合意で場を閉じました。婚活の失敗は、“良い人/悪い人”の白黒より、“時期のズレ”を感情で塗りつぶすこと。納得できる時間軸が持てるかどうかが鍵です。
2回目・3回目|短距離走より“二度見”
2回目は夜勤明けでも入りやすい定食屋、3回目は静かな喫茶店。どちらも1〜1.5時間の「ショートステイ」。
このテンポは良かった。長時間デートより、“二度見で確かめる”ほうが生活密度が伝わるからです。結果的に、結婚のタイムラインだけは互いに譲れないという結論に。
別れ際は、「体力に余裕がない時に会わない選択をしてくれて救われた」と言ってもらえたのが救いでした。
相手の生活リズムに敬意を払うことは、恋愛以前に人としての礼儀だと実感しました。
学び|felizが“濃い初対面”を生む理由
プロフィールの粒度が会話のベースを作る → 初回から無理なく深度を上げられる
遊び目的が少ない母集団 → 時間の無駄打ちが減る
事前の合意形成(時間・場所・長さ)がしやすい雰囲気 → 安心して集中できる
この2週間の初対面フェーズで得たのは、“量より質”の確かな手応え。結果として交際には進まなかったけれど、自分の譲れない条件(結婚タイミング・連絡ペース・居住軸)が言語化され、次の出会いに生かせる“設計図”が一枚増えた感覚があります。
余談|会計・所作の小さな工夫
初回は私が支払い、相手が「次は私に」と言ってくれたら次回は甘える
荷物が多い相手には席確保→ドリンク受け取りまで先回り
解散時刻は約束時間の10分前に一区切り→「名残惜しさ」を残す
こうした“体力と時間を奪わない設計”は、相手が医療職・介護職・夜勤ありの方なら特に効きます。
2人目|28歳保育士
会うまでのやり取り
2人目に実際に会うことになったのは、28歳の保育士さんでした。
プロフィールに「子ども好きで、将来は家庭を持ちたい」とはっきり書いてあり、私の結婚観と自然にリンクしていたのが印象的でした。
最初のメッセージからとても明るく、絵文字も多めで柔らかい雰囲気。
それでいて「夜は園の準備でバタバタするので、返信は翌日になるかもしれません」と事前に伝えてくれる誠実さもあり、「この人なら信頼できるかもしれない」という感覚がありました。
やり取りを始めて10日ほどで、「実際に会ってみませんか?」と相手の方から提案がありました。正直、女性側から具体的な日程提案をしてもらえたのは初めてだったので、その積極性に驚くと同時に嬉しさも感じました。
初対面の場所と第一印象
待ち合わせは市内のショッピングモール内にあるカフェ。お互い土地勘があり、明るい時間帯に会える場所を選びました。
待ち合わせ時間の5分前に現れた彼女は、プロフィール写真の笑顔そのまま。白いブラウスとシンプルなスカートで、落ち着いた清潔感があり、第一印象は「気取らない人」。
私が「早めに来てくれてありがとうございます」と声をかけると、にこっと笑って「緊張すると早めに動いちゃうんです」と言葉を返してくれ、その瞬間に場の空気が柔らかくなりました。
会話の流れ
最初の30分は軽い雑談から。
「子どもたちとどんな遊びをしているか」
「最近観た映画」
「カフェ巡りが好き」という共通の趣味
といった話題で、自然に会話が弾みました。笑いながら「毎日子どもに“先生〜!”って追いかけ回されるので、体力が勝負です」と語る姿に、仕事への情熱と明るさを感じました。
そこから話は結婚観へ。彼女は「30歳までに結婚して、2〜3年以内には子どもを持ちたい」と具体的に話してくれました。私自身も「遅くとも2年以内には結婚したい」と考えていたので、ここで価値観の一致を強く感じました。
2回目・3回目のデート
初対面が好印象だったため、その場で「次はランチでも行きませんか?」と誘い、翌週に食事に行くことに。
2回目はイタリアンレストランでパスタを食べながら、互いの家族の話やこれまでの恋愛観について語り合いました。彼女は「これまで付き合った人はいたけれど、結婚まで考えられる相手ではなかった」と率直に話してくれ、その正直さが信頼につながりました。
3回目は落ち着いた喫茶店で過ごし、今度は将来の生活についてより具体的に話しました。
「共働きになったら家事はどう分担するか」
「住む場所は職場に近いほうがいいか、環境を重視するか」
「お金の管理はどうするか」
この段階で、「この人となら現実的な生活設計ができそう」という感覚が芽生えました。会話が重くならないのは、彼女の明るい人柄と、私が話したことを肯定的に受け止めてくれる姿勢のおかげでした。
学びと気づき
この出会いを通じて気づいたのは、felizの強みはやはり「会員の真剣度」にあるということ。
他のアプリでは初回の食事で「とりあえず遊んでから考えよう」という人も多かったのですが、felizでは最初から結婚を前提に具体的な将来像を話せる。しかもそれが自然にできる雰囲気なのが大きな魅力です。
結果として、この保育士さんとの関係は交際までは至りませんでしたが、2ヶ月という短い期間でここまで濃い出会いがあったのは大きな成果でした。彼女とのやり取りを通じて、自分が結婚生活に求める優先順位(家事の分担・将来設計・明るい人柄)を改めて明確にできたのも収穫です。
2ヶ月使って感じたこと
“数”ではなく“質”の出会いが手に入る
まず最も強く感じたのは、出会いの量は少なくても質は確かに高いということです。
大手アプリでは1日で何十件もの「いいね」が飛び交う一方、felizではその数は明らかに少ない。しかし、1件1件のメッセージの中身が濃く、プロフィールを読み込んだ上でのアプローチが多いので、「本当に会いたいと思ってくれているのだな」と分かります。
結果として、2ヶ月で実際に会えたのは2人だけでしたが、結婚観や生活スタイルを本気で話し合える相手と出会えたのは大きな収穫でした。
安心感と信頼感が段違い
業者や冷やかしのような人をほとんど見かけませんでした。これまでのアプリでは「プロフィールはきれいでも実際はマルチ勧誘だった…」という残念な経験があったのですが、felizではそういった違和感がほぼなかったです。
「相手が本当に婚活目的で登録している」という信頼感があるだけで、やり取りにかけるエネルギーの無駄がなくなり、気持ちも前向きになれました。
“婚活モード”を自然に維持できる環境
他のアプリだと「とりあえず会ってみて、合わなければすぐ切る」という流れが普通で、婚活を意識している自分にとっては少し疲れる部分でもありました。
一方felizでは、最初から結婚を前提とした会話が自然にできるので、「この人は真剣なのかな?」と探り合う必要がなく、安心して自分の本音を出せました。特に「結婚の時期」「家事分担」「子ども観」といった、普通なら初対面では切り出しにくいテーマが自然に話題になるのは、このアプリならではの強みです。
地方では“母数不足”を実感
もちろん、デメリットもあります。特に強く感じたのは地方での会員数の少なさ。都市部では毎週新しい相手から「いいね」が届きましたが、郊外に住む友人に聞いたところ「全然マッチングしない」とのこと。
母数が少ないのは真剣度が高い分仕方ないですが、「地方在住だと選択肢がかなり限られる」点は注意すべきだと感じました。
コストは“結婚相談所より圧倒的に安い”
男性は有料会員でなければメッセージが続かないため、必然的に課金が必要です。料金的には大手アプリよりやや高めですが、それでも結婚相談所に比べれば桁違いに安い。
実際に「プロフィールの詳細さ」「会員の真剣度」を考えると、相談所の簡易版のような役割を果たしているようにも思えます。私自身、「この料金でここまで真剣な人と会えるならコスパは十分」と感じました。
自分の“婚活軸”が明確になった
最後に個人的な収穫ですが、felizを2ヶ月利用する中で、自分が結婚生活に何を求めるのかがクリアになったのは大きな意味がありました。
「1〜2年以内の結婚を望んでいる人が合う」
「家事を一緒に分担できる人が理想」
「明るくて前向きな会話ができる人と暮らしたい」
こうした優先順位を整理できたのは、felizで出会った2人との会話があったからこそです。単なる出会い探しではなく、自分の人生設計を見つめ直すきっかけになったと感じています。
2ヶ月間使って感じたのは、felizは「数よりも質を求める人」に合った婚活アプリだということです。
都市部なら十分出会える
真剣な人しかいないから安心感がある
結婚を前提に踏み込んだ会話ができる
一方で、地方住まいの方や「まずは気軽に会ってみたい」という人には合わないかもしれません。
私自身は「真剣に婚活を進めたい」「無駄打ちを減らしたい」という思いがあったので、felizの環境は非常に心地よく、今後も婚活の軸の一つとして利用していこうと思えるサービスでした。
まとめ|felizは「婚活ガチ勢」におすすめ
2ヶ月間「feliz」を使ってみて実感したのは、“結婚を前提にした出会い”を求める人にとって非常に相性の良いアプリだということです。
確かに会員数は大手に比べると少なく、特に地方ではマッチングが難しい場面もあります。しかし、その代わりに出会える人の真剣度は高く、プロフィールの細かさや認証の仕組みも相まって、安心してやり取りを進められるのが大きな魅力でした。
実際に私は2人の女性と会う機会があり、それぞれと結婚観や将来の生活設計について深く話すことができました。短期間でここまで踏み込んだ会話ができるのは、他のアプリではなかなか得られない体験です。
もしあなたが「数よりも質を重視したい」「真剣に結婚を考えられる相手と出会いたい」と思っているなら、felizは一度試してみる価値があるはずです。
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