【地下アイドル編】関西のおすすめライブハウス5選|可愛い女子を至近距離で眺められるのは?

「地下アイドルのライブに一度行ってみたいけど、まずどこでやってるのか分からない…」という声をよく聞きます。

筆者の知り合いに大相撲マニアの地下アイドルがいるのですが、初心者が大相撲に詳しくなる最短の方法は「とりあえず1人、応援する力士を決めて観戦する」ことだそうです。

地下アイドルも「とりあえずこの子を推す!」と決めた上で、その子がよく出演しているライブハウスに通ってみるというのは有効な手段だと思います。

ですが、そもそも地下アイドルに関する知識が皆無だと、誰を推せばいいのか見当すらつきません。

そこで提案したいのが、「地下アイドルがよくライブをしていそうなライブハウス」を探してそこに実際行ってみる、という方法。

ライブハウスのことを業界用語で「箱」と呼びますが、それぞれの箱には「こういうジャンルの出演者が集まりやすい」という特徴があります。

ビジュアル系バンドのライブを専門にやっているような箱に足を運んでも、もちろんですが地下アイドルはいません。

seiya

まあ逆に、オタクの前で清純派を気取っていながら隠れてバンギャをやってる地下アイドルに大量に出会えるかもしれませんが(軽く嫌味)。

今回の記事では、比較的、地下アイドルのライブがよく開催されるオタク向けの箱(ライブハウス)を、筆者の居住地である関西圏に絞って紹介していきたいと思います。

また、同じ地下アイドルでも当然様々な箱でライブをするわけですが、入場料が同じくらいであればアイドルとの距離が近かったり、ライブ終了後に話し掛けやすい箱のほうがいいですよね。

ですので、最前列からステージまでの距離や、フロア・ロビーの構造、ライブハウス周辺の環境などのポイントにも触れていくつもりです。

seiya

特に治安の良くないエリアにある箱だと、アイドルさん達もライブ終了後にすぐ帰ってしまったりするので、あまりゆっくりお喋りできません

各ライブハウスの特徴が分かれば、「このアイドルがこの場所でライブを開催する時だけ観に行こう!」というような予定の組み方もできるので、無駄な出費も防げる、ということになります。

COCHLEA./COCHLEA.mini(コクリア/コクリアミニ)

 

ステージと客席の近さ
(3.0)
出演者との交流のしやすさ
(5.0)
音響
(3.0)
立地
(5.0)
総合評価
(4.0)

★カラオケ機:有

「関西の秋葉原」ことオタクの聖地、日本橋でんでんタウンの大動脈的なストリートである堺筋沿いに面した超好立地のライブハウス。
ビルの3階がメインの大ホール「COCHLEA.」、2階はバーカウンター及び小ホール「COCHLEA.mini」となっている。

旧名は「日本橋wktkTHEATRE(ワクテカシアター)」。
音楽プロデューサー・穴井孝治氏によって2009年にデビューした、日本橋エリア発信としては初のアイドルユニット「ポンバシwktkメイツ」の定期公演が中心の劇場だった。
その後、名古屋のアイドル系芸能プロダクション「デイトリップ」に譲渡され、現在の名前に。

ステージは若干横長だが奥行きが深く、正方形に近い。フロアは縦長の独特な間取りで、一番奥の方だとかなり見えづらい。

元々がアイドルを売り出すことを趣旨として開業したライブハウスだけあって、音響・照明などのステージ環境がアイドルライブ仕様に特化されており、歌詞を覚えられないアイドルのためにカラオケ機器及びカラオケモニターが完備されている。

その反面、スピーカーの質や音の反響などがあまり考慮されておらず、バンド演奏には適していない。

2階のバーカウンターエリアは広々としており、出番の終わったアイドルがくつろいでいたりするので、気軽に交流を図れる。

イベンターの「くりりん」氏が月に一度主催し、関西の地下アイドルの上位陣が8割方集結する「Sweet Paradise」(通称スイパラ)は2019年現在で9年目を迎え、動員数は毎回200人を突破し、出演さえすれば相当な物販売上が期待できる。

他にも「デイトリップ」の名古屋人脈を活かして名古屋のご当地アイドルを定期的に遠征させるなど、大規模なアイドルイベントが頻繁に開催されており、関西のみならず日本中の地下アイドルにとっての「憧れの箱」であることは間違いない。

MEMO
主要な出演者:加藤しょこら、松林てろる、みゅんふらぐ、洗脳ポメラニアン、白石ほのか、言葉ことね、tetote、あくる、柊ゆう、緒方真理子、ユニドル系多数、他

日本橋UPs(アップス)

 

ステージと客席の近さ
(4.0)
出演者との交流のしやすさ
(3.0)
音響
(4.0)
立地
(4.0)
総合評価
(4.0)

★カラオケ機:有

日本橋でんでんタウンのひとつ西側の筋に最もアニメショップやメイドカフェなどが密集する「オタロード」というエリアがあるのだが、その更にもうひとつ西側の筋にある、日本橋の中でも老舗のライブハウス。

真横には業務スーパーがあり、目印として分かりやすい。

ワクテカシアターが設立される前は日本橋でアイドルライブができる場所が限定されており、更に「建物の1階にある箱」がここしかなく利便性も高かったため、日本橋地下アイドルシーンの黎明期を支えた地下アイドルのほぼ全員がこの舞台に立っていた。

滋賀県東近江市出身であるオーナーの吉川典宏氏は滋賀エリアのインディーズ音楽業界とのパイプも太いのが強み。

滋賀は西川貴教の地元ということもあり、アニソン系のシンガーライブやコピーバンドライブが非常に盛んで、その空気感を色濃く継承しているのか、本格派のアニソン系女性シンガーによるライブも積極的に開催されている。

シンガー寄りの本格派ソロアイドルはプロ志向の持ち主が多いため、関係者に対するマナーや礼儀も徹底しており、吉川氏自身も機材の扱い方などに関しては非常に厳しい姿勢で
新人の地下アイドルにも接するため、「マイクの頭を叩いてはいけない」など初歩的な知識を学ばせる目的であえてこの箱から地下アイドルをデビューさせる事務所もある。

また、吉川氏は一時期お笑い関係の仕事を目指していたこともあり、インディーズ芸人とも親交が深く、週に1回程度、イベントのない平日の夜にお笑いライブを開催することもあり、近年では「地下アイドルのみならず、アニメやお笑いなど関西サブカルシーン全般をフォローできる、守備範囲の広い箱」としての評価も高まりつつある。

地下アイドルの目玉イベントとしては、イベンターの「わちゃびん」氏が毎月週末に開催している「べりーずこれくしょん」(通称べりこれ)が有名。
デビューからの活動期間が1~2年未満の経験の浅い地下アイドルを中心としたブッキングが特徴で、べりこれを経由してコクリアのスイパラへ、というキャリアパスが定着している。
まだ売れる前の地下アイドルに今のうちから目をつけておきたいという人にはベストマッチなライブである。

開演中はフロアだけでなくバーカウンターやロビーのスペースも暗くなるのと、ロビーが縦長で狭く、開演中の物販は多少ゴミゴミするため、出演者との交流は基本的に終演後にフロア内で行われる。

MEMO
主要な出演者:小野寺凛、月守ゆら、主従関係、福森まりん、星影りえ、fluffy、大木場美鈴、ゆうみ in evolution、こぴはろ、ニコ動踊り手多数、ユニドル系多数、他

Pollux Theater(ポルックスシアター)

ステージと客席の近さ
(3.0)
出演者との交流のしやすさ
(5.0)
音響
(4.0)
立地
(3.0)
総合評価
(4.0)

★カラオケ機:無

日本橋オタロードの真ん中あたりからでんでんタウンに通じる横の筋の途中で、北側の路地に入ってすぐの場所に位置する。

土地勘のない人には若干見つけにくい場所にあるかも知れないが、地方から観光に来た人に「関西の地下アイドルライブが観たい」と言われたらとりあえずこのポルックスシアターを案内するのが最も無難である。

なぜなら、ポルックスシアターではほぼ一年を通じて毎週土日、昼と夕方に「アイドルRUSH!!」というタイトルのアイドルイベントが開催され、スケジュールも公式サイトに掲載されているので、観光中の予定に組み込みやすいという利便性があるからだ。
(インディーズ系のライブハウスはどこも人件費を削っているため、専門の広報担当もおらず、公式サイトやSNSでまともにライブ告知をしていることが少ない)。

また、ポルックスシアターの最大の特徴として、事務所所属の地下アイドルが出演する割合が高い、という点が挙げられる。俗に言う「半地下」である。
フリーの地下アイドルと違い、事務所のレッスンを受けてからデビューするため、パフォーマンスレベルはどの出演者もそれなりに安定しており、更に付け加えると、正統派スタイルのアイドルグループを中心にブッキングする傾向があるので、パンク調で激しく暴れ回るスタイルのアングラ寄りな地下アイドルも滅多に出演しない。

この点も、地下アイドル初心者からすればいきなりBiSHのような変化球的なアイドルを見せられるということもないので安心ではある。

地下アイドルを題材としたNHKの深夜ドラマ「だから私は推しました」のロケ地としてもマニアの間では有名で、ドラマでは「場末の怪しい雰囲気の薄暗い箱」という感じに映っていたが、実際には入口のロビーは明るく開放的で、物販や交流も和気藹々とした様子で行われている。

バーカウンタースタッフも若い女性がメインで、接客姿勢は非常に丁寧。

全国のご当地アイドルとのコネクションが強いのも売りのひとつで、学校が長期休暇になる8月や3月などは、地方の10代ご当地アイドルグループがポルックスシアターまで
遠征してくることもしばしば。大分県のご当地アイドル「SPATIO」などはほとんど毎年ポルックスシアターを訪れてライブを行っている。

関西に本社を置く大手子役タレント事務所「OFFICE MINAMIKAZE」とも密接な繋がりがあり、
OFFICE MINAMIKAZE所属のアイドル兼女優を中心キャストに据えたミニ芝居シリーズ「ハニカミ!」がアイドルライブ終了後の第二部として演じられることもある。

MEMO
主要な出演者:リリシック学園、インフローレ女学院、KissBeeWEST、大阪CLEAR’S、マリンスノウ、3stone、令和スタートアップ、大阪flavor、ご当地アイドル多数、他

堀江Goldee

ステージと客席の近さ
(5.0)
出演者との交流のしやすさ
(3.0)
音響
(5.0)
立地
(4.0)
総合評価
(4.0)

★カラオケ機:無

セレクトショップやオープンカフェが立ち並ぶ関西有数のおしゃれエリア、堀江の一角にあり、ライブハウスは3階にあるが、他の階にも提携のタレントスクールやレコーディングスタジオが入っている。

フロア内はコンパクトで、ステージの段差も低く、観客との距離も非常に近い。後方のPA卓(音響)も観客スペースとフラットな位置にあり、PAスタッフが直接地声でステージ上のアイドルに指示を出すなどアットホームな光景も見られる。

反面、ロビー部分が極端に狭く、開演中の物販や交流は入場者の邪魔になることもあるので、あまり長時間は行えない。終演後物販が基本となる。

ここの箱のアピールポイントはなんといってもレコード会社や現役ミュージシャンとのパイプの太さ。
フリーの地下アイドルはいくら人気が出ても所詮は既存のアイドルのカバー曲を歌ってるだけ、と揶揄されがちだが、そんな地下アイドルにオリジナル曲をプレゼントするという企画が堀江Goldeeの「POP’N ROLL SHOW」というライブ。

箱側が目をつけた将来性豊かな地下アイドルに、プロの現役ミュージシャンが作曲したオリジナル曲を提供し、「POP’N ROLL SHOW」で初披露する。

作曲にかかった制作費やミュージシャンへのギャラはライブの売上で賄われるというシステムを採用している。このライブでオリジナル曲を歌えるようになったことがきっかけで、
今までより一段上のレベルのアイドルライブに出演できるようになり、一気に業界内での評価を上げた地下アイドルも多数存在する。

もうひとつ、堀江Goldeeの生命線となっているのが、「歌うま系10代女性シンガー」が中心となって開催される実力派ガールポップライブ。

最近テレビでよく、制服姿の素朴な中学生くらいの女の子がプロ顔負けの歌唱力でカラオケ採点を競う、のような番組が放送されているが、実は彼女達は全くのアマチュアではなく、インディーズの女性シンガーライブに出演していたりするケースが大半である。

特に関西出身であの系統の番組に出ている女の子の多くは堀江Goldeeの「10代女子縛り」のシンガー・弾き語りライブに定期的に出演している。

地下アイドルとは若干毛色が違うカテゴリではあるが、「とにかく10代前半が好き」というブレないオジサン(笑)が地下アイドルの現場から流れてくる場合もあり、ライブは常に満員盛況の状態なので、一応チェックしておいて損はない。

MEMO
主要な出演者:神凪涙羽、松下りおん、SpicaRation、秋山衣梨佳、The Last of Us、ここなめりぃ、星屑desperation、富金原佑菜、小出夏花、荒金理香、他

長堀橋WAXX

ステージと客席の近さ
(5.0)
出演者との交流のしやすさ
(3.0)
音響
(4.0)
立地
(5.0)
総合評価
(4.0)

★カラオケ機:無

長堀橋は大手企業のビルが密集するビジネス地域であり、関西屈指の商業地・心斎橋にも隣接しているので非常にアクセスがしやすい。

そんな長堀橋で異彩を放つのが、小さなビルの地下、折り返し階段を降りたところにある「長堀橋WAXX」。

今回紹介してきた箱のなかでは、一般人がドラマや映画などでよく目にする「アングラで薄暗いライブハウス」のイメージに最も近い。

ただ、スタッフの接客態度は非常に物腰が柔らかく、立地や雰囲気とは裏腹にライブ初心者でも気軽に入場できる箱である。

「OVER LIMIT」というバンドでギターを担当していたミュージシャンの谷口氏が長年に渡って店長を務めていたが、2018年10月、谷口氏の退任と共に女性シンガー系アイドルの前田みつきが店長に就任。女性ならではの細やかな気遣いのある運営手法でより一層高い顧客満足度を実現している。

また、自身もシンガー系アイドルであるため、同性の地下アイドルやシンガーにライブオファーをかけやすいという利点があり、「出演者不足でライブが成立しない」というどの箱も抱える悩みが劇的に解消された。

地下という立地条件もあって、大音量のサウンドや激しく暴れ回るタイプの地下アイドルによるライブが比較的多い。

その攻撃的なパフォーマンススタイルから「浪速の狂犬」と呼ばれている色彩RECORDS所属の「葉月」、妥協を許さないストイックなステージングに定評のある「森下華奈子」、関西レジェンド地下アイドル「ハニーゴーラン」の元メンバーであり今なおインディーズシーンの最前線に君臨する「加野文華」など、ライブで観てこそ真の魅力が分かる実力至上主義の地下アイドルから熱い支持を受けている箱である。

東海や関東エリアで活躍しているパンク系地下アイドルが遠征時にこの箱を好んで使うことでも知られており、黒い覆面スタイルでお馴染みの「絶叫する60度」、関東のサブカル系アイドルシーンでは絶大な人気を誇る「絵恋ちゃん」、デジタルサウンド系のアイドルとしては大御所の域に達している「エレクトリックリボン」などの遠征ライブはドル箱イベントなっている。

ライブフロアとバーカウンター・ロビースペースの間に明確なパーテーションがないため、開演中は箱全体に大音量が鳴り響いており、物販や交流はかなり困難。
ただ、スタッフ教育に力を入れているということもあり、終演後の物販はフレンドリーな雰囲気かつ丁寧で速やかに進行していくので、ストレスなく快適にグッズが購入できる。

MEMO
主要な出演者:前田みつき、慟哭ideal、葉月、池本真緒、少女模型、加野文華、血煙、森下華奈子、木元のぞみ、husky、エスパーなのたん、匿名ミラージュ、他

まとめ

関西で地下アイドルを応援するのにお勧めのライブハウスを、筆者の主観で5つ紹介させていただきました。
今回紹介しきれなかったライブハウスも多数あり、また、それぞれの箱にはこういうジャンルのアイドルが集まりやすい、という「箱のカラー」がありますので、
自分の音楽的な嗜好に合わせて箱を選んでいくのも、ライブの楽しみ方のひとつではないでしょうか。

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