私が住んでいる関西で初の常設正統派系メイドカフェが誕生したのは、2004年に日本橋・オタロード付近で開業した「CCOちゃ」であるという説が有力です。
日本橋エリアにおけるコスプレ系飲食店の黎明期から既に15年余りが経過し、「メイドカフェ」の定義も拡大する一方で、特にここ最近新規にオープンした店舗はメイド的コンセプトからかけ離れた、ほぼガールズバーに近いシステムで営業しているところが目立つのが現状です。
このような「メイドカフェを含む、少しでも萌え系要素を含んだ飲食店」を広義の意味で「コンカフェ」(コンセプトカフェの略)と呼ぶようになりました。
コンセプトカフェが増えること自体は、業界全体を盛り上げる意味では歓迎なのですが、「オタクビジネスが金になる」と目をつけた水商売や性風俗出身の資産家や起業家が、いわゆる「夜の接客」のノウハウをコンセプトカフェに持ち込み、合法ギリギリの色恋営業やキャバクラ並みの料金システムで純真なオタクから搾取する例も残念ながら多数報告されています。
この記事では、ドラマや漫画に出てくる典型的な正統派メイドカフェに一度行ってみたい!とお持っているメイドカフェ初心者の方々が、店舗選びにおける最初のフェーズで失敗を犯さないように、料金設定がリーズナブルで安心のおすすめ店舗を、関西圏(主に日本橋とその周辺)を中心に紹介していきたいと思います。
目次
評価ポイント
筆者がおすすめする関西圏の正統派メイドカフェを紹介するにあたり、読者の皆様にも分かりやすいように、
- 価格設定
- 初心者向け
- 世界観
- 居心地
- 情報更新頻度
- その他の魅力
- 総合
の7項目を、初心者が店舗を選ぶ際のおおまかな判断基準とさせていただきました。
ただし、今回、「メイドの接客態度」や「メイドのビジュアル的なレベル」などの評価は一切項目に反映させませんでした。
理由は読者の方も薄々お察しだと思われますが、一人を除いて全員が神接客だったとしても、そのたった一人の塩接客のメイドが出勤している日にたまたま入ってしまったがために店舗に対する印象が最悪になってしまう場合もありますし、当然ながらその逆もしかりです。
ビジュアルに至ってはそれこそ人によって好みがバラバラですので、厳密に数値化しにくいと判断し、除外しました。
各項目の解説
価格設定
チャージ料を始め、ドリンク、フードなどメニュー全体の価格帯、チェキ・歌リク・ご褒美ドリンクなどのオプション料金に関する評価項目です。
特にこのチャージ料が曲者で、普通のバーや飲み屋のように最初にかかるチャージだけのところもあれば、時間毎にチャージが発生する場合もあり、なおかつそのような店の多くは、自動延長制を採用しており、お客様自身での時間管理が必要になります。
3時間滞在してドリンクを1時間おきに1杯ずつ注文するような利用の仕方だと、実質的に3回分くらいの料金を支払うことになってしまいますので、十分な注意が必要。
そして今更言うまでもないことですが、客単価を上げるために執拗にご褒美ドリンクなどのオプションをねだってくるような店舗は論外です。
初心者向け
広義の意味で「コンセプトカフェ」と総称されるメイドカフェ業界もスタイルが多様化してますので、「おかえりなさいませご主人様!」「萌え萌えキュン!」など定番のセリフが飛び交うメイドカフェはむしろ貴重な少数派となりつつあります。
メイドカフェを利用する私達も時代の流れに適応していかなければならないとは思いますが、メイドカフェに人生一度も行ったことがないような人間がいきなり「メイドカフェを卒業した元人気メイドが、結婚後に旦那の資金で雑居ビルの一室にオープンさせた、メイドカフェ時代の常連が集まるアニソン縛りカラオケバー」のような店に入るのはさすがに無謀過ぎます(笑)。
あまりにもベタなメイドカフェを地で行くようなコンセプトではないにしろ、初めて訪れる客にとっても内輪ノリではなくそれなりに楽しく過ごしてもらうことができるか、メイドカフェでどのように振る舞えばいいのか慣れてない人への配慮はしっかりできているか、という部分を評価する項目として採用しました。
世界観
ベタなメイドカフェは年々減ってきているものの、そんな中でメイドカフェ本来のクラシカルなコンセプトを保ち続けている店舗はやはり高く評価すべきです。
一方で、どのようなコンセプトであるにせよ、「和風」なら「和風」、「海賊風」なら「海賊風」と、最初に決めた世界観や設定を崩さずに営業を続けることが、コスプレ系飲食店として重要なファクターとなってきます。「ボカロ風コスプレのアニソンカフェ」と名乗りながらも、キャストがやる気を失い私服姿でJ-POPを歌うような店になってしまってはいけないわけです。
看板や外観、公式サイトで提示されている世界観に沿った営業スタイルを貫き通しているかをこの項目では評価します。
居心地
客席の間隔がゆったりしているか、店内のレイアウトが整然としているか、内装や座席周りの清潔感などに関わってくる項目です。
意外と見過ごされがちなのがお客様同士の物理的な距離。カウンターだけの店舗に1人でも多くの客を詰め込むだけ詰め込んでおこうとするタイプのお店は、まずメイドさんとの会話内容が横の人に聞かれてしまうので緊張感やストレスが発生しますし、最悪なのは「両脇の客がメイドと仲良くしているのに自分だけ放置されている」パターン。
中途半端にうるさいので読書や個人的な作業にも集中できない。どっちつかずです。
メイドカフェは基本的に飲食店として営業許可を貰っているので、飲食物を提供すればそれで良いという考え方もありますが、それでも通常の喫茶店やレストランよりは高い料金設定にしているわけですから、その値段に見合うだけの「落ち着いた空間」で過ごしていただくことがことがメイドカフェに与えられた使命です。
情報更新頻度
SNS(特にTwitter)でメイドさんの出勤情報や客席の空き情報、営業時間・休業日の変更に関するお知らせなどがタイムラグ無しで実現できているか。
料金システムやメイドさんの卒業・新規雇用などの変動が公式サイトに速やかに反映されているか。
この項目を採用した理由ですが、実はこれがぼったくり店舗を見極めるための重要なポイントになります。
繁華街のガールズバーなどで、一見客相手に法外な値段の飲食代を請求するようなところは、数ヶ月で稼ぐだけ稼ぎ、クレーム等の通報案件が蓄積して警察が動き出す前に、店を畳むか、看板を変えて別のエリアに移転してしまいます。ヒット&アウェーの要領で短期勝負をかけているわけです。
ですのでそのようなタイプのお店は基本的に公式サイトも存在していませんし、SNSアカウントすら開設していないことも。
メイドカフェも同じで、見かけ立派なチラシだけ道端で配って呼び込みをしているけれど、そのチラシに書いてある店名を検索しても何も出てこないという場合、ぼったくり店舗である可能性が非常に高いので注意が必要。
メイドさんの出勤情報に関しては、個々のメイドさん目当てではなくお店の世界観やコンセプトそのものを楽しんでもらいたいという理由であえて公表していない店舗もあり、特に正統派のメイドカフェになるほどその傾向が顕著です。
メイドさん個人の魅力を客寄せに利用するのと、店舗自体の魅力をアピールするのは、この業界ではトレードオフの関係にあります。
どちらを重視するかは難しいところですが、時代の流れに合わせてバランスを取りながら適度に情報を公開している店舗が理想です。
その他の魅力(特記事項)
初期のメイドカフェには「自分が本当にご主人様になったような気分になれる、クラシカルでリッチな雰囲気」が求められましたが、2010年代に入ると「エンタメ性」に対するニーズが高まります。
秋葉原の「めいどりーみん」あたりがその嚆矢だと思われますが、店内にパフォーマンス用のステージが設置されているメイドカフェが増え、それと連動して歌リクなどのオプションサービスや現役地下アイドルがゲスト出勤してショーを行うようなイベントも盛んとなりました。
そのような「プラスαのエンタメ性」で集客アップを成功させている店舗に評価を上乗せするためにこの項目を追加しました。
それ以外の「店内に珍しいオブジェがある」「有名人が働いていた」「変わったお酒が置いてある」など、ほんのちょっとしたプラス要素も拾うための項目でもあります。
また、最初に申し上げたように、「メイドさん個々の接客態度やビジュアルに関する評価は除外すると分かってはいるが、接客面で個人的に感動した体験をどうしても評価に加えたい!」
という、一般的な項目では表現しきれない店舗の魅力も「特記事項」としてこの項目で取り上げることとします。
e-maid(イーメイド)
2005年にオープンした、ポンバシ(日本橋)系正統派メイドカフェの草分け的存在ともいえる老舗店舗。
内装は「THE・メイドカフェ」といった感じの王道クラシカルな雰囲気で、メイドさんのスカートはロング丈、入退店時の「おかえりなさいませ」「いってらっしゃいませ」の儀礼、注文の時はベルを鳴らすところまで、ほぼ全ての要素において一般の人がイメージするメイドカフェの理想像をトレースしています。
元々カフェレストランだった店舗を業態転換しただけあって、コーヒーや紅茶の味も本格的。料理も1000円前後がボリュームゾーンというかなりのリーズナブルな価格設定。
メイドさんのシフトを一切公開しないというポリシーを守り続けているため、オープン直後に入店した常連客が仲間内にその日の出勤メイド情報を伝達するという独自の風潮もあるようです。
限定メニューや特別イベントなどは基本的に毎日Twitterで更新されるので、ネットでの情報と実際の営業状況にズレが生じることはほぼありません。
萌え要素が強いコンカフェはあまり評価対象にならない「食べログ」にも掲載されている数少ないメイドカフェであり、飲食店としての意識やクオリティーの高さは突出しています。
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Milkcafe(ミルクカフェ)
開業は2006年と、こちらも日本橋エリア屈指の正統派老舗メイドカフェ。
食事のメニューが非常に豊富で、アルコールも定番ものからレアなリキュールまで守備範囲の広い品揃えを誇っており、メイドカフェとしてよりは普通のレストランバーという感覚で利用する客の割合も多め。
そこまでメイドさんとがっつりお喋りできるタイプの店舗ではないですが、飲食店としての完成度と安定した接客姿勢は、他のメイドカフェとは明らかに次元が異なります。
高級レストラン顔負けのローストビーフやジャークチキン、欧州スタイルのカレーなど、一切の妥協を許さない料理の数々は、「メイドカフェといえばお絵かきオムライス」という陳腐な常識を覆すだけのポテンシャルに満ちています。
2018年12月末まではオタロードを抜けた交差点脇にあるビルの2階と3階で営業していましたが、2019年からはでんでんタウンの路面沿いに移転、初心者がより入店しやすくなったというのも大きなプラス要素。
移転に際しても、クラシカルだった前店舗の雰囲気を崩さないままに、サイバーパンクやレトロフューチャーのエッセンスを加味し、多面的な世界観も強化されました。
witterは店舗の雰囲気やメニューの一部を紹介する自動定期投稿のようなツイートが多めですが、制服がコスプレになったりなどの特別イベントはあまり行われないため、
基本的にはどのタイミングで入店しても通常のシステムで利用できるようです。
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Cafe de Porte(カフェドポルテ)
2008年1月オープン。
メイドカフェ黎明期から乱立期に差し掛かる節目の時期であり、ステージのない正統派店舗としては最後発組と言ってもいいでしょう。
白を基調とした清潔感溢れる内装に、程良い距離感をキープする接客、メイドカフェならではの非日常性と毎日通える日常性の中間的スタンスをとるコンセプトや値段設定は「バランス型店舗」の代表格としての地位を確立しており、システムの説明も丁寧、初心者への配慮も抜群です。
2016年12月、当時日本橋エリアで20店舗を超えるメイドカフェを展開、業界最大勢力であったナスカグループに買収され、メイドマニア界隈内に震撼が走りました。
ところが約8ヶ月後、別店舗における接客面での違反行為や税金の申告漏れなどがあり、グループが解体。2017年9月から新たに就任した経営者の元で営業を再開することに。
ポンバシ萌えビジネス界の政治的動乱に巻き込まれながらも歴史を生き抜いた店舗として、存在自体に価値があるメイドカフェです。
座席はほぼテーブル席で、店舗面積は決して広くないのですがレイアウトが整然としているので、どこに座っても居心地の良さは確保できます。
メイドさんの定着率が比較的高く、5年以上在籍している子もいるのですが、諸事情によりメイドカフェを離れていたご主人様が数年ぶりにお帰りした際、どこか懐かしい安心感を得られるということもあり、開業時からのリピーターが多い店舗です。
ネットでの情報発信としては、ブログに力を入れているのが特徴。Twitterの利便性の陰に隠れてしまいがちかも知れませんが、中の人が心をこめて書く日々のブログも店舗の信頼性を高める効果をもたらしています。
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melcafe(メルカフェ)
2005年オープンはe-maidと同じく最古参の部類。でんでんタウンから少しだけ東側の路地に入った、騒がしすぎず暗すぎず、初心者も入店しやすい絶妙な立地。
オリジナルブレンドのコーヒーやオムライス・唐揚げなどの定番フードに加え、クラフトビールを扱っているのが特徴で、アルコール類とサイドディッシュを両方注文すると100円引きになるなど、カフェとしてもアフター5の一軒目としても利用できる受け皿の広さも魅力になっています。
また、メルカフェといえば忘れてならないのが有名クリエイターとの「コラボイベント」。イベント期間中は原田ちあきさんや江崎びす子さんなど一流のイラストレーターの作品が展示・販売され、
限定のオリジナルメニューや本人が実際に来店するなどのサプライズもあり、メイドカフェファンのみならず、目の肥えたアート系サブカル界隈の住人も訪れる、単なる萌え系飲食店の枠を超えた集客戦略で他店とは一線を画しています。
その影響もあってか、クラシカルなメイドカフェの中ではややカジュアル寄りの空気感があります。
最近はTwitterで「メイドさんとお喋りしやすそうな時間帯」を予測するなどのツイートもあり、これは後発組であるお喋りメイン目的のメイドカフェでは当たり前のように使われている作戦なのですが、この系統のメイドカフェで取り入れるのは珍しいといえます。
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CAFE DOLL(カフェドール)
2005年オープン。日本橋エリアを中心に約30店舗のコンセプトカフェをチェーン展開していた「ナスカグループ」に経営権を譲渡。
ナスカグループの主軸店舗として数多の有能なキャストを輩出し、ナスカ解体後の現在でもカフェドール出身のスタッフ達が日本橋の萌え系飲食ビジネスシーンにおいて重要なポジションを担っています。
体制は変更になったものの、料金自体はナスカ時代のシステムがベース。基本的に時間制飲み放題で、平日カフェタイムであれば500円(税別)からの利用が可能であり、オプションメニューも歌リク300円、チェキ500円と非常に良心的です。
座席はカウンターとテーブルが半々ほどですが、やはりお喋り目的の客が多く、カウンターから埋まります。
店名のイメージ通り、クラシカルなメイドカフェに「お人形的な可愛さ」のテイストを足した、少女趣味的な世界観が強めですが、様々なテーマのコンカフェが乱立する現在、直接的にゴスロリや甘ロリの衣装を売りにした店舗も出てきており、結果として相対的に「一般的な雰囲気のメイドカフェ」という評価に収まっている印象です。
旧ナスカ系店舗の特筆すべきアピールポイントとして、店舗を利用してくれているお客様に対しては、SNSでも積極的に交流を図っている点が挙げられます。
老舗の正統派メイドカフェではメイドさんが個別に利用客と相互フォローすることはないのですが、ナスカグループではそのタブーを取っ払い、お客様と相互フォローをすることによって集客に繋げるというスキームを導入しました。この名残りはカフェドールにおいても継承されています。
saki
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Cafe Poco(カフェポコ)
当初は「妹系メイドカフェ」としてオープン。カフェドールと同じく2010年前後にナスカグループが経営権を取得しましたが、妹カフェのコンセプトはそのまま踏襲したため、基本的にタメ口で接客するスタイルでした。
ナスカグループ解体後は妹コンセプトから脱却し、ニュートラルなスタイルの、誰でも気軽に入店しやすいメイドカフェとして運営を続けることに。こちらもクラシカルスタイルのメイドカフェ至上主義の時代に開業したため、内装は現在でも正統派なメイドカフェといった印象ですが、縦長のレイアウトに長いカウンターがあり、やはりカウンター席から先に埋まります。アットホーム感が強く、良い意味で「常連が集う地元の喫茶店」といった雰囲気も。
現在、公式ホームページでは「メイドさんがいるオープンキッチンの喫茶店」というのが店舗のキャッチフレーズになっていますが、オムライスやハンバーグなどの定番メニューが充実しているというよりは、その日出勤するメイドさんが考案した日替わりのメニューを注文するというのが暗黙の了解になっています。
メイドさんが積極的にお客様とTwitterで相互フォローして集客アップに努めるのもカフェドールと同じ。また、旧ナスカ時代のシフトスケジュール管理システムがそのまま引き継がれており、シフトは公式サイトにて一ヶ月単位で細かく公表されます。
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MAGIC APPLE(マジックアップル)
2014年4月オープン。アイドルマジシャンである「桜りな」さんが現場の店長を務める、国内でもおそらく初の試みに近い「マジック・パフォーマンス・メイド」を融合させたコンセプトカフェとして大きな話題を呼びました。
ドリンクを注文すると必ずメイドさんと一緒に「まじかりんご」のおまじないを唱える、退店時もお見送りのセリフがあるなど、世界観はかなりしっかりと固められており、一時間に一回行われるショータイムも、開始約15分前からドリンクの注文受付を一旦止めて準備にとりかかるなど、パフォーマンスに関するプロ意識は専業の地下アイドルと比べても全く遜色がありません。
当初のショータイムは桜りなさんが中心となってマジック+歌・ダンスという構成になることが多かったが、2017年に桜りなさんが卒業。
以降は歌や「踊ってみた」系のダンスを軸に披露するスタイルに。
システムは時間制飲み放題オンリーに加えて入店料も発生し、チェキなどのオプションやフードメニューなどと組み合わせると若干価格が上昇するかもしれません。
ただ、次回来店時に使える割引券がもらえるので、リピーターになればお得感がアップ。
シフト情報はTwitterで毎日更新されているのですが、いかんせん公式サイトが存在しないので、料金システムやメニューの詳細に関しては他人の口コミなどを参考にする必要があります。
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Ring(リング)
それまで営業時間が長くても20時前後までだった日本橋メイドカフェシーンに「バー」の要素を取り入れた、「萌え」コンセプトと飲酒目的の客層を合体させる、いわゆるメイドバーの草分け的存在である「アイキス」。
そのアイキスの姉妹店である「リング」は2019年12月にオープンしたばかりですが、早くも「可愛いキャストが多い」「内装が可愛い」と噂になっていて、久々に期待のもてる新店舗が誕生したといった印象です。
立地は路面で入店しやすく、内装も白を基調としていて店内の柔らかい光が透明のドア越しに入口を照らしており、清潔感のある雰囲気。
中世ヨーロッパの王室にありそうなゴージャスなソファーやフェイクの暖炉などの演出は「お姫様のプライベートルーム」をイメージしたものでしょう。
システムは基本的には時間制飲み放題で、ソフトドリンクとアルコールでコースが分かれており、価格帯はマジックアップルと同程度。
オープンして間もない頃に一度来店したのですが、筆者自身が最初に「キャストのビジュアルは評価に含めない」と宣言しておきながら矛盾を承知で申し上げると、メイドさん達の顔面偏差値が思っていた以上に高くて驚きました。
純白のミニスカートにアクセントとして引かれた赤いライン、大きなリボンがキュートな制服はこれも良い意味で関西らしくない都会的な洗練度合い。
老舗の正統派店舗も霞んでしまうくらい丁寧で清楚な接客にも心を打たれました。
入店前は「バー色の強いアイキスの系列だから、いかにもカジュアルな接客なのだろう」とたかをくくっていたのですが、老舗の正統派店舗も霞んでしまうくらい丁寧で清楚な接客に心を打たれました。今後の躍進が期待される、侮れない存在のメイドカフェです。
シフトは月単位でTwitter上に掲載。公式サイトはありません。
ここの系列はどの店舗も公式サイトを開設していないので、SNSで普段からメイド界隈を深く掘り下げてチェックしている人以外にはちょっとだけ敷居が高いかも知れません。
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Aimyou Ribbon(エミュリボン)
2016年にアメリカ村(西心斎橋)でオープン。シンガーソングライターの「栗原ゆう」さんと、秋葉原ディアステージ出身の「吉河順央」さんの2人がプロデュースするライブカフェ。
演者側だった人間が経営に携わっているというアドバンテージを最大限に生かして集めた在籍キャストのほとんどが、現役の地下アイドルおよびアイドル・アニソンシンガー・声優志望の子であり、更には関東系の人気アイドルがゲスト出勤するイベントも不定期に開催されます。
毎日数回行われるライブの質がとにかく高い。
ショータイムを導入しているメイドカフェは基本的に、あくまでもその店舗の雰囲気と波長を合わせるように可愛い系統の歌やダンスを披露するのがセオリーなのですが、エミュリボンの場合はけっこうガチのパフォーマンスを見せてくれます(笑)。
制服は何種類かあるようですが、青をベースとした、乃木坂46あたりが着ていそうなお嬢様系のガーリーなワンピース風衣装が特に可愛く一見の価値あり。
ウッディーなテーブルに柔らかい間接照明が居心地の良さを高める店内は、何らかの世界観に当てはめるとしたら「外国の田舎にあるこじんまりしたライブカフェ」といった感じでしょうか。
システムはテーブルチャージ500円+単品での注文になり、混雑時は時間制。
現役アイドルのステージを至近距離で堪能しつつそれなりにお喋りもできてこの価格設定というのは客観的にもお得だと思います。
公式サイトの構成もしっかりしており、SNSの更新もかなり頑張っている印象。
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ラピスラズリ
大阪では北新地と肩を並べる、国内でも有数の巨大歓楽街、宗右衛門町。その宗右衛門町エリアでも高級ラウンジやホストクラブが店舗を構える超メジャーなテナントビルの6階で2019年12月にオープンしたばかりのメイドバーと聞けば、どう考えても「オタクから搾取するために新規に立ち上げたに違いない!」と勘ぐってしまうのだが、実際に入ってみると、チャージ500円にドリンク600円から単品注文可能と、拍子抜けするほどリーズナブル。
ビルの周辺一帯は派手なネオン街ですが、街の雰囲気に威圧さえされなければ、むしろ日本橋のメイドカフェより気軽に立ち寄れるのではないかと感じました。
本格的なバー仕様の内装で、バックカウンターに並んでいるお酒は単なる萌え系飲食店の領域を遥かに超える品揃えの豊富さ。
なのにメイドさんは衣装も可愛く、接客スタイルも物腰柔らかで、特定のメイドさんにずっと粘着したいというような極端な欲さえ出さなければ、それなりに楽しくお喋りして気分良く帰ることのできる、最高ランクの顧客満足度を実現できている店舗といえます。
店名の由来となっている天然石、ラピスラズリのカラーである青を主体とした都会的でラグジュアリーな内装は銀座の高級ショットバーにも匹敵するクオリティー。
そこに20歳前後の可愛いメイドさんがちょっと背伸びした感じで働いているというのが父性をくすぐられますし、それ自体が独自の世界観を形成しています。
現在のところ、情報はTwitterでしか入手できないのですが、そもそもが夜の街における隠れ家的な場所柄で、そこまで客が殺到してもムードが壊れる懸念がありますので、店舗の知名度はそこまで高くなくとも、ある程度マナーを弁えたメイド愛好家の止まり木のようなポジションとして十分に機能できているものと思われます。
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まとめ
関西のおすすめ正統派メイドカフェを10店舗紹介してきましたが、中には私自身が贔屓にしている店やタイプの子が働いている店もあり、ただ客観的な評価となると、どうしても単純に安くて長居できて楽しめるほうが高い評価にならざるを得ないので、点数をつけるのが心苦しい部分もありました(汗)。
何度でも繰り返しますが、どんなに質の低い店でも、自分のことを気に入ってくれて仲良くしてくれるメイドさんが1人でもいれば全ての口コミや噂や評価など無意味になってしまうのがメイドカフェの奥深さでもあり難しさでもありますので、もし可能であれば、今回紹介したお店に一通り立ち寄ってみて、自分の目で判断する、というのが最も良い結果に繋がるでしょう。
やっぱり地下アイドルへのアプローチは勇気がいる、、、という方は、こういったライトなマッチングアプリから始めてみるのもおすすめです。
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